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NECROMANZEE COGENT (2003年)
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NECROMANZEE COGENT
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解説 - NECROMANZEE COGENT
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-10-17 23:16:00)

2003年発表の2nd。
2006年にCandlelightからスリップケース仕様でリイシューされました。

このバンドは先に3rdのUTDを聴いていて、そのブラックの要素を使いながらも変態的に仕上げた独特の音楽性にはかなり惹かれるものがあったんですが、この時点でもう変態です。むしろUTDよりもこっちの方が変態度は高いかもしれません。

ブラックメタルを一度融かして、FURZEという鋳型に入れて再構築したかのような不思議な音楽が72分に渡り吹き込まれた作品で、曲によってホラー的な悪趣味さがあったり粘性が高いブラックになってたり、23分にも渡る大曲だったりしますが、基本的にはどの曲も病んだ雰囲気で、しかもその病み方がストレートでなくネジくれてます。

プリミティブブラック自体普遍的なHR/HMの楽しみ方とは随分かけ離れた音楽ですが、それに一捻り半ヒネりを加えたらどれだけ変になってしまうのか、推して知るべしです(笑)。シンフォパートの導入の仕方も謎過ぎるし、妖しく呟いていたと思ったらいきなりマジな絶叫をかますヴォーカルも精神病的な恐さがあるし…好きな人にはたまらないでしょうね、これ。

時折最初期のBURZUMやDARKTHRONEがちらつく場面もありますが、個性が強すぎてほとんどフォロワーっぽさは感じられません。CELTIC FROSTが褒めるのも分かる気がします。何か共鳴するものがあるのでしょう(笑)。独特で病んだブラックが聴きたい方にお勧め。



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