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Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-10-27 11:06:00)

2007年発表の6th。

前作「MoRT」がリズムは半ば崩壊してるし、ギターは不気味な音響を表現するのに徹してるし、ブラックメタルを融解させて出来た粘液をそのままCDに封じ込めたような、前衛ブラックの傑作だったので今作も期待してたんですが、やっぱり彼等は期待を裏切りませんね。

路線で言うと「Thematic~」以前の作風に近いでしょうか。疾走はほぼありませんが、前作と比べるとリフがトレモロを弾いていたり、ちゃんとフレーズになっていて曲の展開もあってしっかり「ブラックメタル」になっている感じです。

ただ、前作の粘液質なムードはしっかりと継承されており、不気味な音作りの巧みさは以前よりも上がっているのではないでしょうか。前作に続いて鬱ブラックの傑作だと思います。鬱で病んでて抽象的なムードがある…みたいな、こういうブラック特有の雰囲気が好きな方である程度は「ブラックらしさ」があった方が良いと思う人にはこの作品をお勧め。

反対に、スタイルを崩壊させてまでムードを追求するような音楽に興味がある方は前作の「MoRT」をお勧め。…っていうか、どっちも素晴らしい作品なので両方買いましょう(笑)。しかし、このバンドってドラマーがいるんですね…。あんなインダストリアルっぽいフレーズを人が叩いてるとは…。




2. hiromushi ★★ (2012-02-28 20:52:52)

歌(グロウル)の存在感が薄く、歌詞は割愛。シンプルな作品ですね。
まったりと弦の音色を堪能してみるのはいいかと。
恐ろしく速いドラムとジクジクと小刻みなリフが連動し一定のテンションで淡々と進行しているような感じですが、抑制が利いていて聴くのはとてもラク。それでも風変わりでコアな向きな気がします。羽毛の様な軽やかさが耳をひきます。秩序立った混沌や理詰めの構築力を発揮し際立って個性派の仕事だなと実感できる作品。ギターメロディは誰の共感を得るのか?とは思いますが、全ての音に説得力があるので奇妙で鬱蒼とはしてますが何故か安心感があったりも。トータルランニングタイムも絶妙に計算されたものなのだろうなと。個人的には長い音楽に慣れてしまったのか、少し物足りなかったり。



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