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2004年発表の、スペインのブラックメタルバンドの3rdです。
このバンドはジャンルはシンフォニックブラックにカテゴライズされると思いますが、
音はいかにもといったような寒々しいブラックメタルです。
ジリジリしたギターにパタパタなドラム、引っ込み気味ですが冷たく鳴り響くシンセ、
特にシンセの使い方がうまく、Emperorの1stを彷彿とさせるような冷たい雰囲気を作り出してます。
全編を通してヴォーカルは低音で唸るようなものですが、ところどころでキチガイじみた
悲痛さのあるような高音絶叫もかましてくれます。また楽曲もかなりクオリティが高く、
ジャケットの草ぼうぼうの墓みたいで暗く絶望的なものです。
アルバム全体の邪悪さ、病み度、寒々しくも美しいメロディ等、とにかくブラックメタルに
必要な要素が無駄なくそろっているシンフォニックブラックの名盤だと思います。

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