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SOLITARY SOLITUDE (1990年)
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SOLITARY SOLITUDE
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解説 - SOLITARY SOLITUDE
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2007-12-03 21:43:00)

デビュー作の成功に気を良くしたレーベルの提案で、「歌詞が過激」との理由から同作US盤ではカットされてしまっていた名曲“KILL TO SURVIVE”をリーダー・トラックとする5曲入りEP『LIVE SURVIVE』のリリースを間に挟み、’91年に発表された2nd。
前作は、スラッシュ・メタル然とした尖り具合よりもパワー・メタリックな整合性を重視するサウンドがマニアの間で賛否両論あったものの(個人的にも当初は圧倒的「否」派。その後手のひらをクルッと返しましたが)、今回はメロディが増量され、中~低速度をメインに、どっしりとしたヘヴィネスを効かせたパワフルな楽曲が本編の大半を占める構成からも明らかな通り、更にその路線を推進。予算倍増で黒光りする重厚感を獲得したプロダクションや、MELIAH RAGEなりのバラードと言うべき⑤、ハーモニーを活かした⑥といった楽曲を始め、以前に比べ抑揚のついた歌メロをなぞるようになったVo、一層構築度を高めたツインGもそれを効果的に援護射撃しています。
その結果、③とか⑥とか結構露骨にMETALLICA追従の姿勢が鮮明になってしまっていますが(当人達は影響を否定していたけど、そりゃ嘘だろうと)、本作の魅力が判り易く詰め込まれた勇壮且つダイナミックな①④、ツインGの活躍が光る疾走ナンバー②、ドラマ性とノリの良さ併せ持つ⑦、叩き付けるような⑧、アコギによるイントロから重々しく劇的に盛り上がっていく⑨といった楽曲を聴く限り、アルバムの完成度には些かの翳りも見受けられません。(日本盤は『LIVE~』からのボートラ2曲を追加収録)
…にも関わらず、スラッシュ冬の時代が目前に迫っていたこの時期、バンドはこれを最後にレーベルから切られてしまうのだから、メジャーの世界ってのは世知辛いものよなと。




2. 失恋船長 ★★★ (2017-07-04 15:01:29)

ズッーと存在を忘れていたバンド。なぜ思い出したか、それは段ボール箱いっぱいに、レコードやらデモテープやをワタクシに託し失踪した友人が残してくれたEPを聴いたのがきっかけ。オリジナル作品リリース当時の彼らはメタリカクローンと酷評され(今思えばメタル仲間が言う権威ある雑誌の受け売り発言に疑いを持たなかっただけ)、また雨後のタケノコの如く登場するスラッシュバンドに完全に胃もたれしていた。そんな経緯が記憶の片隅に追いやる結果になったのだが、託されたEPをおっさんになってから聴かされたので、完全に評価が一変、折しも2012年に再発盤がリリースされたという好タイミングもあり、即購入を決意したのですが、スラッシュと言うよりは、US産のパワーメタルといった趣の楽曲が多数収録、シリアスさや構成にメタリカ風味をあるがザクザクと刻まれるリフワークにはNWOBHMの匂いも嗅ぎとれるし、ドタバタ感の強いUSパワーメタルが多い中で、彼らは随分カッチリとした音に纏めており、なんだかボーカルが日本人離れのパワーを持つ国産メタルを聴いているような錯覚を覚え、いい意味で先人達の影響を咀嚼しているなぁと思います。メタリカライクはダメたという潔癖症の方は無理する必要はないのですが、個人的には整合感もあるし細かいキメの部分もビシッとしているし、ソツなくまとまっているが、どこかよそ行きな印象をウケ、LIVE盤にあるようなパワーが伝わってこないのが残念ですね。
ちなみにワタクシ1stは未聴です、それは2012年に再発された作品は『Kill to Survive』をカットした7曲入りのヴァージョンだからです(涙)




3. cri0841 ★★★ (2019-04-06 22:20:01)

1991年発表の2nd。バンド名はメライア・レイジと読むらしい(某格闘ゲームキャラのモトネタ?)。
再発盤には『メタル黄金世代のクラシック。メタリカ・メタル・チャーチ・オーヴァーキル・
サヴァタージのファン向け』とのシールが貼ってある。なるほど、あの頃の空気に満ちている。
但し、ファン向けと謳われた比較されたであろうバンド達と肩を並べるほどのクオリティは流石に無い。
メジャーから出ただけあって音質は良好だけど。アメリカン・パワーメタル愛好家からすれば、
もっとパワー感が欲しいところ。やはりマニア向け商品かなぁ。国産メタルと言えば、ちょうど
同時期のUNITEDっぽい。スラッシュ風味でもメロディを重視したパワーメタルってトコ。
9曲目の「Razor Ribbon」はなかなかの佳曲ですヨ。



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