1983年、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身にて結成されたロックバンド。
日本での通称は「レッチリ」。世界での主な通称は「RHCP」や「Chili Peppers」。
ファンクとハードロックやパンク・ロックを混ぜ合わせた、いわゆるラップロック、ファンクロック(ミクスチャー・ロック)バンドの一つとして有名である。初期は、FishboneやJane's Addictionなどと共に、これらのパイオニアとして活躍し、その評価向上に大いに貢献した。3rdアルバム『The Uplift Mofo Party Plan』までは、アンダーグラウンドの活動がメインであったが、Hillel Slovakがドラッグのオーバードーズで死亡し、これが引き金となってJack Ironsも脱退。ギタリストのJohn FruscianteとドラマーのChad Smithが加入して制作された4thアルバム『Mother's Milk』で全米52位を記録し、一気に知名度を上げた。続く5thアルバム『Blood Sugar Sex Magik』は全世界レベルでのブレイク作品となり、バンドと共に一躍ラップロックやファンクロックといったジャンル自体をメインストリームへと急浮上させた。
その後は、度々音楽性を細かく変えながらも、ファンク・パンク色は薄れ、メロディアスな路線へ傾倒し、会心の復帰作7thアルバム『Californication』は、『Blood Sugar Sex Magik』を凌ぐセールスを記録し、現在までの最大のヒット作となった。
音楽面で初期のバンドをリードしていたのはFleaであり、そもそもバンドの結成理由が、FleaのベースラインとAnthony Kiedisのライミングのマッチングが思いのほか良かったから、というものだったことも含め、まさにバンドの核と言える存在だった。中期以降は、John Fruscianteの活躍が目覚ましいが、FleaやChad Smithらもライブと音源双方において、依然として大きく貢献している。しかしそのJohnも脱退し、Anthonyは「ギタリストの座が安定しないのは、誰もHillelの穴を埋められないから」とコメントしている。
2014年までに世界で8,000万枚以上のセールスを記録している。
Current Members
Anthony Kiedis – lead vocals (1983–present)
Flea(Michael Peter Balzary) – bass, trumpet, piano, backing vocals (1983–present)
Chad Smith(Chadwick Gaylord Smith) – drums, percussion (1988–present)
Josh Klinghoffer(Josh Adam Klinghoffer) – guitar, keyboards, backing vocals (2009–present, touring member 2007)