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NOTHING LASTS FOREVER (1993年)
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NOTHING LASTS FOREVER
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解説 - NOTHING LASTS FOREVER
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Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2008-01-08 22:24:00)

CENTURY MEDIAから離れてしまった為、当初は日本未発売だったが、そのハイクオリティな内容が輸入盤市場で評判を呼び、後に国内盤もリリースされる運びとなった、'93年発表の3rdアルバムにして、ラスト・アルバム。
デス・メタルの聖地MORRI SOUNDスタジオでレコーディングされた、分厚く、ギザギザにささくれ立った鑢状のサウンド・プロダクションが過去最強とも思える迫力を誇る一方、本作を一聴して先ず印象に残るのは、そうした攻撃性よりも、ますます強化されたメロディ重視の姿勢。
前2作にも増して、起伏に富んだメロディを歌うようになったアンドレ・グリーダーのVoが活かされた収録曲の数々は、スラッシーな疾走感や複雑な曲展開がセーブされた分、凝ったアレンジやキャッチーさが強調されていて、特に、意表を突くミステリアスなミドル・チューン①や、アメリカンな空気すら漂う穏やかなバラード⑤なんて、過去の作風とはかなり異なる味わい。
とは言っても、そうした新味の楽曲のクオリティも十分高いし、何より、アコギを隠し味に使った劇的な曲展開が堪能できる⑨や、ヘルプ参加の辣腕ドラマー、ピーター“ラビット"ハースの腕前を活かした、スピード・チューン②④⑦をしっかりと収録する等、作品全体としてはファンの期待を裏切らない内容に仕上げている辺りは流石。中でも②は、スラッシュ・メタル・バンドならではの激烈な疾走感と、このバンドならではの流麗なメロディが見事に融合を果たした、劇的極まりないPOLTERGEIST屈指の超名曲。
本作は、彼らのカタログの中では最も入手が容易な作品ゆえ(中古盤の値段も手頃)、入門編に最適の1枚かと。




2. 失恋船長 ★★★ (2016-08-15 23:01:57)

スラッシュメタルとしては音楽性も広く歌心のあるボーカルと、トリッキーなリズムの上を駆け抜けるリードギターの持って生き方など、基本的なメタルテイストとスラッシュ然とした音楽性が混然一体となり、様式の中に留まらないスタイルと豊富なアイデアが実を結んだ1993年リリースの3rdにてラストアルバム。柔軟だが強度を増したサウンドは迫力も十分、起伏の激しいリフワークの応酬、多彩な技を魅せるベース、緊張感を削がない的確なドラミング、その鋭さを増した感性が一体となり突き刺さってきましたね。単なるスラッシュメタルバンド群とは一味違う魅力のある彼ら、その魅力たる重さの裏にある扇情的なメロディは今まで以上に磨き抜かれ聴きやすさを誘発、このバンドの個性と旨みを倍増させていますね。ボーカルのアンドレ・グリーダーはかつて『Destruction』に参加した過去を持ちますが、ギターのV.Oプルヴァーも再結成後の『Destruction』にエンジニアやプロデュース業で関わっているのも興味深いですね。


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