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UNIO MYSTICA MAXIMA (2007年)
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UNIO MYSTICA MAXIMA
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解説 - UNIO MYSTICA MAXIMA
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-01-25 15:59:00)

ABORYMのベース/キー担当のMalfeitor Fabbanらによる新バンドの1st。2007年発表。
このバンドはサイドプロジェクトではなく、全く新たなバンドだそうです。

基本的にはファスト/ブルータルブラックなんですが、多用されるブラック特有の平坦リフのメロディが余りにも暗く、そこにトレモロリフが入ってくると有機的な何かが蠢いているような不気味さを感じられますね…。
インダストリアル要素は無いですが、感触としてはどこかABORYM(のGenerator)に通じる退廃性や、MYSTICUMに通じる神秘性もあると思います。ASMODUESや1349のような極端な速さがある訳ではないものの、雰囲気が物凄く濃いです。

また、M.Fabbanはこちらではベース以外にヴォーカルも担当してますが…
これがかなり憎々しさが滲み出た歌い方で素晴らしいです。CxFxのNattefrostの声をさらに粘着質にした感じの高音がなりで、こっちもABORYMのGeneratorでのPrime Evilのパフォーマンスに通じる物があるかも。ただ、こっちはよりヴォーカルが前に出て、憎しみをもっとストレートに伝える感じですね。幾つかの曲では呪文の詠唱めいた低めの普通声も入ってますが、これも渋い声で実に私好み。この人の声、ホント良いなぁ…。

音質の良さも見逃せませんね。
バンドサウンドの禍々しさやブルータリティ、ヴォーカルの憎しみを余す所無く伝えるような鮮明さがあって割と聴きやすいのも勿論良いんですが、何より音が大きめなのが良い(笑)。流石にBEHERITのベストよりは少し小さいですが、メタルとして理想的な音量。

あと個人的にツボだったのがMYSTICUMの「Black Magic Mushrooms」をカヴァーしてる事。ぶっちゃけて言うと、この曲をカヴァーしてることからこのバンドに注目しました。ブルータリティ重視で、原曲よりも分かりやすい曲調になっててかっこいいですよ。

オリジナル曲の方もこの名曲に負けないくらい良かったし、買って正解だったと思います。禍々しい雰囲気を重視したファストブラックが好きな方にお勧め。ちなみに、ケース側面にはタイトルしか書いてない上、ジャケのバンドロゴは読みにくいので探す時は注意。



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