3月14日発売予定で、amazonからやっと29日に届いた、まちに待ったアルバム!rocking the USAと同じバンドメンバーで制作されただけに、trampソロ名義とはちょっと違い、アレンジなどよりバンドサウンドになってる感じ。そりゃあvitoとmikeのwhitelionが聴きたいけど、jamie lawていうギタリストもかっこいいフレーズ弾いてるし…、whitelion名義のアルバムを手にしただけで、今は大満足!ヤングラジオさんの言うとおり、マイクのソングライティングの力は相当なもので、フリークからソロ3枚まで、安定感は抜群で今作もフックのあるメロディ満載。特に気に入ってるのは1曲目!ハードな出来に思わずガッツポーズ。80年代とは違うのはあたりまえ。マイクがいればwhitelionなんだし、良しとしよう!
「トランプったらドナルドじゃなくてマイクだろ」…というファンの期待に応え(?)、マイクトランプを中心に再編されたWHITE LIONが’08年に発表した復活の5thアルバム。 名手ヴィト・ブラッタ(G)の不参加は残念極まりないですが、そうは言ってもアルバム・タイトルは『RETURN TO THE PRIDE』ですからね。こりゃ彼らの代表作たる2nd『PRIDE』(’87年)に通じるサウンドが託されているに違いない…と胸ワクで聴き始めてみれば、荘厳なイントロに続いて流れ出して来るのは、Gがハードにうなり、ヘヴィ且つドラマティックに押し出して来る大作ナンバー①。思わず同名異バンドのアルバムを買ってしまったかとジャケットを二度見してしまいましたよ。 この曲に限らず、アルバム全体がかつてない程にヘヴィ・メタリックにストレッチ。無論ポップなノリの良さが感じられる楽曲も散見はされるもものの、ソリッド(というか素っ気ないというか)なプロダクションと、マイクの荒れた歌声――加齢による衰えのせいなのか、敢えてそうしているのかは判然としませんが――もそうした印象を後押ししてます。 かようにキャッチーなポップ・メタルを期待していた層にうっちゃりを食らわす内容ではあるのですが、じゃあ本作に失望したかといえば、さにあらず。メロディの憂いといい、曲展開のドラマ性といい、1st『華麗なる反逆』を更にHM寄りにしたようなサウンドは「いやこれ十分にありでしょ!」と思わされるカッコ良さ。特に①⑥のエピック・メタルとすら評したくなる重厚な魅力には痺れまくった次第でして。 本作以降、バンドの動きが全く伝わって来なくなってしまったのが残念で仕方ないったら。