→解説を作成・修正

→リンクを追加・修正

ウクライナ産、シンフォ/NSブラック、Dub Bukの2002年1st
ウクライナいえばNokturnal Mortumを思い浮かべる人が多いと思いますが、
このバンドもそれに劣らずの実力派だと思います。
「すらわぁ!」という謎の掛け声(恐らく2曲目の題名にあるSlawaから)がとても目立っており、
これらの掛け声は最初から最後まで印象強いことでしょう。
壮大なキーボード、マシンガンのようなドラムなど各パートはそれぞれかなりレベルが高いです。
基本疾走しながら、このアルバム一番の醍醐味であるキーボードが主導権を握り、振舞うように各パートを掻き立てる。
しかし低音のドラム等もずっしりと効いているので高音に依存することなく、音楽の良さが目立っています。
なんと言ってもメロディーがとても良質でメロディアスなので、
キャッチーな音に低音が響くという絶妙なバランスで楽曲が成り立っているのが、聴く者にとって良い音となって聴こえてきます。
それからヴァイキング色も強く、やはりウクライナを表現するような民謡チックなパートも効果的に仕上がっています。
更に微かなギターソロが微妙に含まれていたり、それからなんと言っても良いのが、曲展開!
10分超の曲が7曲(8曲?)中2曲もあり、基本的に長い曲が続きますが、
それを全く飽きさせないような目まぐるしい展開がとても良いです。
ヴォーカルは、基本低音の喚き声ですが、所々力強いシャウトがあったり、
感じられるのは野性的な咆哮という感じもします。
これは悪いところが何も見つからないようなブラックメタル史に名を残す名盤だと思います。
特にシンフォブラ好き、Nokturnal Mortum好きは気になったら是非チェックしてみて下さい。

→発言を修正・非表示 | 移動
→問題発言を非表示