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DANGEROUS CHARM (1997年)
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DANGEROUS CHARM
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解説 - DANGEROUS CHARM
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★ (2008-04-03 21:21:00)

レーベルの意向で時代に合わせたポップな楽曲が並ぶメジャー四枚目のアルバムを紹介します。キーボードを大胆に取り入れキャッチャーさを前面に押し出した今作は一曲の完成度は低くないものの、シナーらしさがイマひとつ感じられず哀愁のある泣きのメロディも後退し散漫な印象を受けます。しかし数曲で聴ける彼らしいサウンドもあり駄作とは言いがたく、その辺のバンドには表現出来ない良質なメロディも聞けるので入門編にまずはこれとは言いませんが、ファンなら押さえておいて問題ないです。レーベルと揉めていた中での発売なのでその辺は考慮して聞いてください、シナーの実力はこんなもんじゃないですよ



2. 火薬バカ一代 ★★ (2016-12-08 00:11:35)

表題は『DANGEROUS CHARM』(危険な魅力)。でもジャケットに描かれた女が大して美人じゃないのに自信満々なドヤ顔で少しイラっと来る(笑)、’87年発表の6thアルバム。
ツインGコンビが早くも脱退し、本作は後任にアーミン・ミュッケ1人を加えた4人編成でレコーディングされています。シングル②が欧州でヒットする成功を収め、日本初お目見えとなった作品でもありますが、所属レーベルから乗り気になれないポップ路線を押し付けられた苦い思い出も手伝ってか、マット・シナー的にはあまり良い印象がない作品のご様子。かくいう自分も後追いで初めてこの作品に触れ、シンセBを使用した“ハイスクール・ララバイ”みたいな(?)①が始まった時は「ちょっと勘弁してよ」とか思いましたが。
しかしこうして改めて聴き直してみると、マットのメロディ・センスを活かし、コーラスの強化とハーモニーの増量が図られた楽曲は、1曲1曲は結構良く出来ていたのだなと。②は流石にヒットしただけあって優れた楽曲ですし、前述したOPナンバー①や、キャッチーなアルバム表題曲③のようなポップネス全開の楽曲も――SINNERらしさはさておき――ハードポップ・ナンバーとしては決して嫌いになれない…。いや寧ろ積極的に好きと言っていきたい出来栄えを誇っています。勿論、新Gのメロディアスな演奏が冴える⑤、更なる売れ線を強要してくるレーベルに対するせめてもの反抗の如き疾走ナンバー⑥、ハードネスと哀愁のブレンド具合が絶妙な名曲⑧、泣きに満ちたメロディで本編を締め括るインスト⑩といった、「これぞSINNER!」な楽曲も要所を締めてくれています。
全体的に薄味ですが料理としての質は十分高い。口に合うかどうかは好みの問題ですかね。



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