「電気グルーヴをなめてる世間に対してリベンジをしてやる」という強い意志によって作られたアルバム。
実は前作から今作までの間に所属事務所の消滅による移籍、マネージャーの失踪、レコード会社に対する不信などのトラブルが続いていた為、電気はすっかりフラストレーションが溜まった状態であった。石野と砂原は『VITAMIN』の売り上げである22万枚越えを目標として掲げ、製作に取り掛かる。結果、「Shangri-La」のスマッシュヒットもあり、累計売上34万枚を突破。「電気グルーヴにおける『ヘッド博士の世界塔』(フリッパーズ・ギターのアルバム)を作るまでは電気を解散させるわけにはいかない」と以前から発言していた砂原良徳はこのアルバムの出来に満足し、音楽性の違いを理由に砂原は電気グルーヴを脱退した。