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THE TREASURES ARCANE (1997年)
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THE TREASURES ARCANE
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解説 - THE TREASURES ARCANE
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1. 御京 ★★ (2008-05-04 01:50:00)

シンフォニックデスとも言うべきメロデス 98年作
デスボイス主体にクリーンボイスも取り入れられ、
またアコースティックギターの旋律も織り交じり世界観は奥深い
緩急もしっかりつけられていておもしろいがドラムの音がそこそこ軽い
しかしこのシンフォニックさと哀愁のメロディの融合により、
かなりの扇情力を持った楽曲群が並ぶ
哀愁の美旋律は古き良きメロデスの頂を伺わんとするほどレベル高し
全体としてなかなかハイレベルなメロデスであろう
特に②、⑤、⑧はいい出来かでキラーチューンは⑦




2. Usher-to-the-ETHER ★★ (2012-03-01 22:53:13)

97年発表の1st。

一言で言うなら、メロディアスさを追求する余りブラックメタルの価値観から離れたところに着地したシンフォニック・ブラック…という感じですね。トレモロを交えたリフ捌きやがなりヴォーカル、ファストパートを多く含む展開などはブラック的ですが、そこにメロデス的なメロディックなギター、シンフォメロスピ風の中世ファンタジー的な大仰なオーケストレーションを導入し、更にメロさを強調させたような作風。

ヴォーカル面でもヴァイキング風のダミ声やマイルドな声質のクリーンヴォーカルを導入し、更にメロディアス・エピック・ドラマティックな仕上がりに。最早ブラックメタルの邪悪さとか攻撃性だとかは感じられない音ですが、上品にファンタジックな世界観を紡ぎ上げていて、これはこれでかっこいい。シンフォブラックの中でも最も聴きやすい部類に属すると思う…曲だけなら。

ただ、音質がドラムが軽い・軽い割にやけに前に出てくる、そもそも全体の音量が小さい…という三重苦背負ったものなので、実際の曲よりマニアックに聞こえてしまうのが残念。確かに音の悪さがミステリアスな雰囲気を醸し出しているパートもなくはないですが、こういう作風ならメタリックで硬質な音作りにした方が、より楽曲のドラマ性が強調されると思うんですよね…。少なくともマスターボリューム下げ過ぎたのは失敗かと。

ちなみにこの作品、ケースがかなり凝ってるので必見。CDに傷が付きそうな紙ジャケットでレア感狙うバンドよりも、こういうこだわりあるパッケージングをしてくれるバンドの方が断然好感を持てます。



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