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DOES THE PAIN EXCITE YOU? (2007年)
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DOES THE PAIN EXCITE YOU?
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解説 - DOES THE PAIN EXCITE YOU?
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-06-19 01:08:00)

2007年発表の2nd。
LIMBONIC ARTのMorfeusが中心人物のようですが…この作品にはかなり意表を突かれました。

ストリングスやインダストリアルな音色のキーボードをフィーチャーしたサウンドはスペースメタルとカテゴライズ出来そうな音ですが、トレモロリフやブラストビートなど、ブラックの代名詞とも言えるものはあまり使われておらず、リフはグルーヴ重視のものが多くリズムも暴虐さよりノリのよさを感じさせるパートが多めで、ブラックメタルというよりはメロデスに近い音という印象。ヴォーカルも低音のデスヴォイスに近い歪みを掛けながらメロディも付けて歌う色気のあるもので、やはりブラックから離れてる感じがします。

LIMBONIC ARTの初期作(1st、2nd、デモ再録)って、バンドサウンドよりもキーボードを中心に据えたサウンドが、神秘性や禍々しさなどのブラックメタル独特の価値観を一般的なメタルの価値観の外側に成立させた事で画期的だったと思うんですよ。そのサウンドを作った立役者であるMorfeusがこういうメタリックな音のバンドを演るなんてかなり意外…。尤も、LIMBONIC ARTの復活作(Legacy of Evil)もリフのメロディの強い、メロブラに近いサウンドだったので、最近のMorfeusはメタルモードにあるのかもしれませんね。

初期LIMBONIC ARTが好きなら逆に評価しづらいかもしれないアルバム。でもブラック的感性のサイバーな宇宙の描写とメロデス的なメタリックさの融合した音は、なかなかにかっこいいですよ。



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