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HOMECOMING'S MARCH (1999年)
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HOMECOMING'S MARCH
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解説 - HOMECOMING'S MARCH
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-08-25 22:14:00)

99年発表の1st。

この時点では「Advent Parallax」で見せたようなリフとリズムの絡み合いの複雑さはそれほど感じられないものの、メロウさ、甘美さ、寒々しさよりもカオティックでダーティな雰囲気の、「甘くない」メロディをトレモロリフで弾きつつ疾走するというスタイルは既に仕上がっている感じですね。12分超えの曲をSE以外ほぼ疾走で押し通したり、近作よりも衝動性の高い音楽だと思います。特にヴォーカル、最新作ではMikkoに少し近くなり威風も出てきた感じですが、こっちの方がストレートにエグくて個人的には好きです。

また、もう一つの大きな特徴としてはSEの多用が挙げられると思います。LADY OF THE EVENING FACEというアーティストが作っているようですが、ドローンやサンプリング等を駆使した音は、それだけ抜き出して拡大しても面白いものが出来そう。バンドの音と比べて音量が大きく、うるさく感じる所があるのは少し不満ですが、単なるサウンド・エフェクトに留まらないこだわりが感じられます。わざわざ「本編とインタールードにはキーボードは使われていない」と注意書きしているほどですし。

あと、私が買ったのはリマスター再発盤ですが、何気にこのアルバムって音が良いんですよね。ギターもしっかり重いし、はっきり聞こえるベースのトレモロのドライブ感が耳に心地良い。ブラックメタルとしてはともかく、ヘヴィメタルとしては最新作「Advent Parallax」よりも録音状態は良好と言えるかもしれません。

デビューアルバムながらかなりの完成度で聴かせてくれるアルバム。ある程度ブラックを漁っている人にお勧め。



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