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GROZA (2008年)
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GROZA
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解説 - GROZA
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-09-15 03:18:00)

2008年発表の1st。
タイトルは「恐怖」という意味らしいです。

Northern Heritageのアーティストによるオムニバス「Crushing the Holy Trinity」やEP「Presence」を聴いて、彼らにはプリミティブブラックとして物凄いポテンシャルを感じていて、それだけにフルレンスの発売は心待ちにしていたのですが…。

まず音質はノイジーさが大幅に減退、リフの硬質な歪ませ方とドラムのアナログ感のある味のある音が印象的な、プリブラっぽくないクリアなものになっているし、展開もトレモロを中心に据えず(10分超えの大作の1曲目は全く出てこない)、ミディアムを基調にアコギを入れたりしてミニマルながら緩急を付けたものになっているし、総じて渋い作風になったという印象で、最早オムニバスの時とは別のバンドのような音になってしまいました。
初めて聴いた時は、余りの失望感に苦悶の声が漏れてしまったほど。

でも、頭をクリアにしてもう一度聴いてみると、これはこれで良いと思えるように。
後半多用されるトレモロは相変わらずメロウだし、音が太く(ふてぶてしく?)なった事で邪悪さはむしろアップしていると思うし、CRAFTにも通じるリフの歪め方に拘った音作りやWATAIN、SECRETS OF THE MOON辺りに通じる低音質に頼らないどす黒い禍々しさなど、今までに無かった魅力も備わってきているように思います。

第一印象は正直良くなかったんですが、ちゃんと聴いてみるとNorthern Heritage産らしく高いレベルで邪悪さを表現出来ているブラックで満足。1stにしてCRAFTやWATAINにも通じる風格のようなものが出てきたように思います。
ただ、オムニバス作品や「Presence」のような鬼メロウな路線で一枚フル出して欲しかったなぁ…と思うのもまた事実ですね…。



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