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THE GRAND PSYCHOTIC CASTLE
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解説 - THE GRAND PSYCHOTIC CASTLE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2008-09-16 18:20:00)

97年発表の5曲入りミニアルバム。
ボーナストラック2曲を収録した再発盤も出ている模様。

Charmand GrimlochはEMPERORでも(ライブ)キーボードを担当してた事からも分かるように、スタイルはシンフォニック・ブラックなんですが、シンフォ要素の作りこみが半端ではないですね。ゴシック・ホラー風味の耽美で妖しく、恐怖感を煽りつつ、どこかロマンティックな音色を多用したキーボードはそれだけを抜き出してもホラー映画のサントラに使えてしまいそう。
…尤も、実際使おうとしたら、メロディが派出すぎてBGMにならないという理由で却下されてしまいそうですが(笑)。

バンドサウンドもギターの歪みのきつめなRAWで勢いのある音で、ところどころトレモロリフを入れたり上手く援護してますが、やはり主眼はキーボードの方に置かれているという印象。このキーがバンドを飲み込んでるような音像は初期LIMBONIC ARTやSIRIUS辺りのバンドを彷彿とさせますが、メロディの方向性がかなり異なるので、全く聴き心地が違うのが面白いですね。
ヴォーカルはちょっとEMPEROR1stを意識してる?ような高音絶叫で、たまに力みすぎでひっくり返ったりしてるのが微妙ですが、普通声の妖しい表現力などもあってなかなか。

某メタル専門店でもらったパンフレットには、彼の音楽を「LIMBONIC ARTやEMPERORにも肉薄する」と評しているものがありましたが、噂に違わぬ世界観の確立された作風に満足。こういうサイコ/ゴシックホラー的な世界観を打ち出した華美なシンフォブラックは珍しいのでは。それだけに、フルレンスは一枚しか出さずに活動を停止してしまったのが悔やまれます…。



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