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BURNING DOWN PARADISE (1995年)
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BURNING DOWN PARADISE
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解説 - BURNING DOWN PARADISE
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1. 失恋船長 (2018-09-21 13:19:36)

チョンマゲをおろし刀を捨てたイギリスの侍メタルバンド。1991年にひっそりと幕を下ろす事になったのだが、オリジナルヴォーカルのアラン・マーシュ、ギターはアンディ・ボウルトン&ジョン・ウィギンズが復活して再結成となる。
このラインナップに期待するのは攻撃性の高いへヴィメタルサウンドとなるのだが、時代は1995年、その嫌な予感が的中するファンキーなグルーブが飛び出す不似合いなファンクロック風味のメタルサウンドでカムバック。そこに80年代後期のポップロックが中心となる姿は、多くのファンが待ち望んだものとは違う形になってしまった。刀の代わりにラジカセを肩に担いで登場してきたんか?バンド名を変えてくださいなぁなんて悪口もいっぱい聴こえてくる、そのしくじり感はハンパないが、アラン・マーシュの声質にはあっているし、彼の声で80年代後期の曲をやるのは理に敵っていると言える。

こうして2000年になって初めて聴いたんじゃないかと思われる今作なんですが、時代がぐるりと回り、コチラもいろんな耐性が出来ている為に、思いのほか楽しめる内容となっていた。
英国のバンドらしい憂いのあるメロディが随所にねじ込まれているしベースもバキバキ言っている。初期の頃に通ずる垢ぬけないメロセンスなど、このバンドらしい魅力もあったりと、ラックの肥やしになっていた駄作が、今日、日の目を浴び成仏しましたね。

1995年ってこんな感じだったよなと久しぶりに実感しました。ファンの期待を裏切った再結成。成功する事もなく黄金期のメンバーは再度決裂する事に、そして今度はアラン・マーシュがこのバンドを引き継ぐ事になるとは夢にも思わなんだ。ネーミングライツは誰のものなのか?円満脱退だったのか?色んな疑問が頭をよぎるが、NWOBHM出身者の多くは時代に翻弄されていたと思います。



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