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1. 失恋船長 ★★ (2008-10-14 02:39:00)

2006年にリリースされた全曲オリジナルの三曲入りマキシシングル
今回もギターはゲスト参加で①足立祐二②井之上剛③日下部BURNY正則の三名が岡垣としのぎを削っている
収録曲もわりとストレートでパワフルなアプローチでダイナミックに迫っている
勿論多彩なフレーズと鍵盤楽器を使い分け魅惑の世界を披露する岡垣のマジックぶりは健在でファンなら安心して聴くことが出来るでしょう
特筆すべきは成長著しいVo祇上養一の唄ですね深みを増した中音域を駆使しパワフルな歌唱を披露し新たな魅力を伝えてくれる
個人的にはコテコテの様式美を期待しただけにチョット物足りなさを覚えるが
次回のオリジナルフルアルバムを期待するまでのつなぎとして楽しむには問題なし
惜しむらくはドラムが打ち込みなのが残念




2. 火薬バカ一代 ★★★ (2017-11-29 23:16:55)

再結成TERRA ROSAのライブ盤を愛聴しているうちに、ふと「そういや買ったけど聴く暇がなかったなぁ」と思い出し、棚から引っ張り出してきた岡垣“JILL”正志率いるJILL’S PROJECTが'06年に発表した3曲入りマキシ・シングル。余談ですが、この文章を書くにあたって現在プロジェクトがどういう状態なのか調べてみたら、何やらゲーム・ミュージックに絡んだ大量の音源を発表しているようで驚きましたよ。そっち方面に活路を見出していたんですねぇ。(閑話休題)
音楽性は1st『LAST CONTRACT』同様、TERRA ROSAに通じる様式美HMを実践。華麗なる鍵盤捌きでバンマス役を担う岡垣(Key)、パワフルな喉を披露する祇上養一(Vo)、ボトムを引き締める関勝美(パチプロ…もといB)のメイン・メンバーに加え、①で和製マイケル・シェンカーこと足立祐二が、②にGITで学んだアメリカ帰りの井之上剛、そして③では元SNIPERの日下部正則という「腕に覚えあり」なゲスト・ギタリスト勢が、それぞれテクニカルなGプレイで楽曲に華を添えてくれます。
岡垣のKeyと足立のGが火花を散らす①や、祇上の歌いっぷりの良さも際立つ疾走ナンバー②も大変素晴らしい出来栄えですが、やはり本作のハイライトは③。各メンバーの聴かせどころを盛り込みつつ、10分以上に及ぶ長尺が重厚且つドラマティックに押し寄せる名曲で、欲を言えば疾走パートも欲しかったか?とも。(逆にそれだとありがちか)
僅か3曲のボリュームながらも、十分な満足感が味わえる1枚でありました。



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