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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-10-28 21:37:00)

2007年発表の5曲入りEP。
販促シールによるとテキサスのメロディック/アヴァンギャルドブラックとの事。

「Urizen」はイギリス・ロマン派の詩人ウイリアム・ブレイクの詩に出てくる固有名詞で、「Your Reason」、つまり理性を象徴する存在であり、研究者によってはブレイクは旧約の神のイメージを「Urizen」に重ねていたと見ている人もいるようです。個人的にブレイクはULVERが彼の作品「天国と地獄の結婚」のテキストに丸々曲を付けたり、授業で彼の詩を取り扱ったことがあったりして縁があったのと、そういう神秘的なシンボルをアヴァンなブラックメタルで表現したら面白くなりそうだな…と思ったので購入。その結果は…。

「なんじゃこりゃ!!?」って感じです。
まーーーったく、イメージと違うんですけど…(笑)。
まずプレイボタンを押してすぐに驚愕、というかプレス工場で間違ったCDが混入したのかと思いました。なにせいきなりファミコン風キーボードによる、初期RPG風のメロディによる洗礼ですからね…。そしてドラクエで敵にエンカウントしたときのSE風の音と共にブラックパートに突入(爆笑)。

ブラックパートでもファミコン風キーボードが活躍し、それに合わせてリフの方もメロディを強調するような妙な捻れ具合で実に面白いです。ヴォーカルはほぼ普通声で、Simen(Vortex)風の妖しい歌い方。この人の歌い方はSimenのそれよりも滑稽味があるように思います。

最早ブレイクの詩や版画絵のイメージとは光年の開きがあるような音で、ブレイクの詩が好きな人にはとても勧められませんが、へんてこブラックが好きな人にはお勧めかもしれません。個人的には楽しめはしたんですが、1曲目の半分と3曲目がファミコンキーボードソロで、5曲目がブラックメタル要素のない曲で、ブラックメタルパートが全体の半分くらいしかないのは凄く不満。路線自体はかなり好みなんですけどね…。いくらEPでも物足りないです。



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