「DOWN TO EARTH」の来日6公演のうち、武道館の最終日(5月12日)を記録したブートレッグ。全日程の3日目、大阪公演の前日に当たる。 内容は大阪公演とほぼ同じだ。 良質なオーディエンス録音であること、セットリストもコンサート全編が録音されていること、そして超名演であることも。 CD 1 1. Land Of Hope And Glory / 2. Over The Rainbow / 3. Eyes Of The World / 4. Love's No Friend / 5. Since You Been Gone / 6. Man On The Silver Mountain / 7. Catch The Rainbow CD 2 1. Don Airey Keyboard Intro. / 2. Lost In Hollywood / 3. A Light In The Black - Ritchie Solo - Beethoven 9th / 4. Don Airey Keyboard Solo / 5. Cozy Powell Drums Solo / 6. Ritchie Blackmore Solo / 7. All Night Long / 8. Blues / 9. Will You Still Love Me Tommorow / 10. Long Live Rock'n'Roll / 11. Kill The King / 12. Somewhere Over The Rainbow 大阪3日間を含む連続4日間(5月12~15日)はRAINBOWの頂点だ。 あえて言おう、「ON STAGE」も問題にならないと! ドラマティックなオープニングから当時の新曲を畳みかける序盤、そしてロニー時代の中盤へと「曲を聴かせる」CD1。 ギター/キーボード/ドラムのソロを巧みに織り込みながらクライマックスを迎える「30分Lost In Hollywood」、さらに狂乱のアンコールへと突き進むCD2。 さらには貴重なWill You Still Love Me Tommorowまでオマケに付いてくる。 ギターも冴え渡り、演奏も歌も見事ならステージの構成も非の打ち所がない。 あまりにも完璧、理想的なハードロックライブだ。 この年の来日公演は全部で6回。(武道館3回+大阪フェスティバルホール3回) 一番人気はこの武道館最終日らしいが、私としてはベストデイは決めがたい。「LIVE IN JAPAN」を生んだDEEP PURPLE初来日がどの日も聴くに値するのと同じだ。 特にWill You Still Love Me Tommorowまで披露した武道館最終日~大阪は奇跡の4日間。 本作を聴いて感動する感性を持っているなら、ぜひ大阪3日間を収めた「THE HIDDEN FORTRESS」も聴いてほしい。さらなるボリューム、高音質が楽しめるはずだ。 この4日間で正規のライブ盤を作って欲しかった。つくづくと思う。