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SEER OF DECAY (2006年)
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SEER OF DECAY
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解説 - SEER OF DECAY
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-12-20 22:19:00)

何枚目かは分かりませんが、2006年発表の二枚組アルバム。
一枚目は小品を11曲で約50分、二枚目は4曲入りで一時間を超える大作主義な作風という内容。
DEATHSPELL OMEGAのヴォーカルも努め、今やブラック好きでその名を知らぬ者は
いないのでは…という程の大物である、社長ことMikko Aspaですが、彼はノイズ界隈でも
かなりの有名人で、既にこのGRUNTとNICOLE 12名義では来日も果たしているとか。
内容はカルトなメタル好きにも受けそうな轟音インダストリアル/ノイズで、耳の周りに
小さい戦闘機が絨毯爆撃してるような音、大量の金属の塊が転がり落ちながら粉々になって
ノイズが生まれるような音、三半規管がイカれそうな奇妙な波形のノイズ音など、
音作りの上手さには人気・知名度の高さを裏付けるだけの物があると思います。
…が、社長の魅力といえばやはりそのカルト性でしょう。特にディスク2の後半、ただでさえ
ガラスや金属引っ掻く系の音も含んだ爆音なのに、こんなに音上げなくても…と思うくらい
音がデカイです(笑)。これに比べたらBEHERITのベスト盤もSTALAGGHのノイズ地獄も
可愛いものだと思いますもん。1曲目は割と普通な音量なだけに、漫然と聴きつづけてたら
えらい目に遭います。でもこれ、どんなに音量を下げたとしても聴き手を思考停止させる
くらいの迫力は残ってしまうんですが…。さすが社長。
アートワークのこだわり振りといい、必要以上の爆音といい、社長のカルト志向が嫌というほど
伝わってくる作品。でもカルトな作品を複数のジャンルに跨って出して、レーベルも設立して、
ハードコア・ポルノも撮って…しかもそのジャンル内で高い評価まで受けてるし、社長って
数いるミュージシャンの中でも最もその活動を楽しんでる人の一人なんじゃないかと思います(笑)。



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