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AUTUMN LEAVES: THE REBELLION OF TIDES (1997年)
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AUTUMN LEAVES: THE REBELLION OF TIDES
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解説 - AUTUMN LEAVES: THE REBELLION OF TIDES
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-01-09 18:07:00)

97年発表の2nd。

このバンド、ゴシックとブラック、両方のファンから評価が高いらしく、特にブラックメタルを愛好するリスナーからはデビューEPを「ブラックメタルの基本的名盤」と讃える声が上がるほどで、私も気になっていたんですが…何故かこの2ndが中古で投げ売りされていたので購入。

スタイルとしては、美しく明確なメロディラインを描きつつ、バンドサウンドを包み込むキーボードと、儚く漂うような女性ヴォーカルをフィーチャーした、ゴシックにかなり近いタイプのメロディック/シンフォニックブラック。バンドの音はブラック的な薄めで、アンサンブルのかっこよさよりもアンビエンスを重視した、ブラックのアトモスフェリックメタルとしての側面が強調された作風は、確かに初期DIMMU BORGIRや初期SATYRICON等が残した黎明期のブラックの名盤群にも通じる物があると思います。

しかし、それらのバンドと決定的に異なるのは、森の妖精のすすり泣きのような儚い女性ヴォーカルを全編に取り入れていることでしょう。このお陰で、音のイメージが初期DIMMU BORGIR+初期THE 3RD AND THE MORTALみたいな、雰囲気のあるメタルが好きな人にはたまらないものに。ただ、ラストがテクノビートやハーシュノイズ入りのインダストリアル寄りの曲で雰囲気を壊している上に、エンディング曲(シークレットトラック)まで数分の空白があるのとで何だか竜頭・竜体・蛇尾な印象に…。まあ、そこ以外は特に文句はないんですけど。

CDラックに、ブラックに混じってTHE 3RD AND THE MORTALやTHEATER OF TRAGEDY(共に1st)辺りが並んでる人なら買って損はないかと思います。何故か中古で安い事が多いですし。



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