ギリシャで結成されたベテラン・ブラックメタルバンド。
1987年にアテネでトリス兄弟を中心に結成された。
同郷のNightfallやSepticfleshと並んで、同国を代表するメタルバンドの一つ。
ブラックメタルとしては、吹雪のようなトレモロリフや、ブラストビートは見受けられず、
一般的なブラックメタルとは一線を画す独自のギリシアン・ブラックメタルである。
近年では土着色/民族色を強めており、2007年の9作目のアルバム「Theogonia」は、
海外のウェブマガジン"Metal Storm"のBlack Metal album of the year 2007のトップに輝いた。
神秘主義やギリシャ神話、そして、そのバンド名が示すように、アンチクライストを歌詞のテーマとしており、
2000年の米大統領候補で、熱心なキリスト教徒であるゲイリー・バウアー氏は、彼らを名指しで批判した。
また、2005年には、Megadethのデイヴ・ムステインからフェスでの共演を拒否された。
このような批判についてリーダーのサキス・トリスは、
キリスト教は「人類史上最悪の出来事」であり、「キリスト教に縛られることは自由ではない」などと反論を展開した。