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TETRAGRAMMATICAL ASTYGMATA (2005年)
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TETRAGRAMMATICAL ASTYGMATA
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解説 - TETRAGRAMMATICAL ASTYGMATA
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-01-17 18:33:00)

2005年発表の3rd。

個人的に、このバンドの真の凄みはこのアルバムから発揮されてるんじゃないかと思います。次作「Advent Parallax」で見せた、一つのリフで引っ張る事をよしとせず、幾つものリフを折りあわせ、リズムもそれに合わせて複雑に変えていくことで展開を付けていくスタイルはこの作品で確立されてますね。こうした作風のせいなのか、普通のファストブラックよりも神秘性や禍々しさなど、スピリチュアルな部分により迫っている音だと思います。北欧勢と比べるとややリフが無愛想で、しかも展開が複雑なため多少取っ付きにくいのも次作と同様(笑)。

しかし、アーティスティックな狂気がより高まった感のある次作よりも、この作品の方がより直接的な暴力性は上。特にドラム、時折入れてくるブラストの速さが常軌を逸してます。このバンド、デスメタルの影響も受けてるらしいですが、このアルバムが最もそれが分かりますね。ヴォーカルも狂気を「表現している」感じのする次作よりも形振り構わぬブチキレ振りで、今までの4枚の中ではベストだと思う。精神に訴えてくるのは次作なんですが、肉体的なブルータリティを求めるならこちらがお勧め。

彼らの音源を初めて聴くにも良いアルバムなんじゃないかと思います。入り組んだ展開の取っ付き辛さをブルータリティがある程度解消しているため、割と入りやすいんじゃないかと。特にファストブラック好きなら必聴です。新作も素晴らしいんだけど、ドラムの音質とヴォーカルの歌い方はこんな感じだったらもっと良かったのになぁ…。



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