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X JAPAN RETURNS 完全版 1993.12.30
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X JAPAN RETURNS 完全版 1993.12.30
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解説 - X JAPAN RETURNS 完全版 1993.12.30

1993年12月30日の東京ドームでのライヴ。
Disc.1
1.PROLOGUE from WORLD ANTHEM(SE)
2.Silent Jealousy
3.SADISTIC DESIRE
4.Standing Sex
5.WEEK END
6.HEATH Solo
7.YOSHIKI drum solo
8.HIDEの部屋
Disc.2
1.YOSHIKI piano solo
2.ART OF LIFE
3.CELEBRATION
4.オルガスム
Disc.3
1.Tears
2.紅
3.X
4.ENDLESS RAIN
5.Say Anything(SE)
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. N男 ★★★ (2009-01-19 20:29:00)

1993年12月30日の東京ドームでのライヴ。
X JAPANとしての初ライブ、そしてHEATHにとっての初ライヴ。
観る側から魅せる側に回った彼の頭の中はいかに…と固めの表情を見ながら思うのだが、YOSHIKIが彼を選んだのは技術上以外の理由の方が大きいなと改めて思う。
TAIJIの後任なんて誰が来ても批判は同じくらいされると思うので、前任者の解雇理由を鑑みれば神経が図太いYesマンを選んだのは1つの正解である。(そもそも、正解なんてないんだから)
それにしても、そして彼の音楽性はTAIJIと似たようなものもしこたま聴いて育ったにも関わらずかなり対象的というのも興味深い、TAIJIのソロコーナーあってもこうはならない。とにかく、HEATHの演奏能力は取り立てて巧いというわけではないが、本番に対するメンタルの強さはX JAPANに加入するだけのものではある。終わった後の安堵の表情ないかにもみんなの弟な感じに戻っていてなんかカワイイ。メンバーも終盤にいくほど手応えを感じたのか緊張に慣れて表情が緩んで来ている。
ちなみにHIDEにとっての最後のSILENT JEALOUSY。SADISTIC DESIREは破滅に向かって'92よりも断然良い。TOSHI「中途半端なことすんじゃねぇ!!!」が総てを物語っている。Live Live Liveなどに収録されてるのはこの日のSTANDING SEXであり、クレジットは明らかな間違い。
そしてWEEK ENDで彼は、髪を下ろした、プロモでも死ななかった彼がついに撃たれ、生まれ変わる。
オルガスムも激速、間奏はX時代のものをそのまま。
ただ、ART OF LIFEのラストは集中力が切れてる気がする、ギターがずれてるし。オーバーダヴは毎回やるバンドなのに無修正というも面白い。この時点でこれを歴史に残る名曲と豪語するTOSHIのコメントが印象的でした、ホントにそうなのだから凄い。
総じて、X JAPAN時代では最も良いライヴ盤の1つと感じる。

[★★★★☆]




2. NEELS ★★★ (2014-11-28 17:07:13)

「XJAPAN DVD BOX PROJECT」の一環で行われた未発表映像のDVDであり、伝説として語り継がれる「ドーム史上国内アーティスト初のカウントダウンライブ」(因みに国内初のカウントダウンライブを行ったのは偉大なバンドサザンオールスターズ)が行われた前日のライブである。

YOSHIKI曰く、「俺はXJAPANのライブ音源や映像などのアーカイブがスタジオライブラリに保管されてたまたま整理していたんだけどスタッフがいくつもの未発表映像のFILMを見せてくれたんだ。スタッフに聴いたよ。『これってまだ出してないよね?』ってそしたら『まだ出してないですよ』だからこれはファンに絶対に見てもらわないといけないと思って頑張って編集したんだよ」

N男さんのおっしゃる通りX JAPAN名義では初のライブであり、約2年ぶりのライブ、更にHEATHの初舞台(しかもHEATHは物怖じせず更には全く緊張もせずに完璧にベースを弾きこなした)でもある。
XJAPANと言えば「ライブを観ないと魅力が解らない無い」と言うほどLIVEに定評あるバンドであるが、それがあらゆる風評、遅延、誹謗中傷を乗り越えて「幻のライブ」として語り継がれていた伝説が遂に蘇ったと言っていい。

今回のDVDプロジェクトで特筆すべきことはほぼ無修正、ノーリマスタリングで収められている事。「ありのままの俺達の演奏を聴いて欲しい」と言う思いに溢れている。

TOSHIは髪を逆立て痛めた喉を庇うこともなく攻撃的なナンバーでひたすらシャウトしドームの観客に対してガンを飛ばしている。
HIDEは変顔や独特なダンスを披露するようにひたすらギターと格闘している。

初舞台がいきなりカウントダウンの東京ドームにも係わらず堂々とした佇まいでベースを完璧に弾きこなすHEATH。
序盤は本調子ではなかったものの段々喉が暖まり広範囲のすさまじいシャウトや感情を込めた素晴らしボーカルを聴かせていくToshl。
段々喉が暖まってきて後半になると素晴らしい絶唱とシャウトだった。
一方YOSHIKIの攻撃的なドラミングや全身を使って表現するドラムソロは過去最高の素晴らしさだ。
そしてPATAは直立不動で安定したバッキングとすさまじいピッキングで高速ソロを奏でる。
この東京ドーム公演でのトピックは「オルガスム」での「高速スラッシュ喜びの歌」やジャムセッションの時ローリングストーンズの「サティスファクション」ベンチャーズの「パイプ
ライン」など様々なギターリフやソロを奏でて観客を最後まで楽しませた。

しかしこのライブでは貴重な瞬間があった「アートオブライフ完全再現」

眩いサイケデリックなライトショーや、攻撃的な演奏、あっという間の30分である。

演奏曲目は無事終わりこの二日間の中で初日のみの登場だった「紅」も披露。

TEARSの演奏も素晴らしかったが僕は完成度にしてはやはり最終日の方が素晴らしかったように見える。

しかしTEARSやART OF LIFEをライブで完全再現した記念すべき初日はこの日であり、Toshlの喉は本調子ではなかったものの、歴史的瞬間を液晶画面の目で体感できたことは大変うれしかった。

今僕はXJAPAN RETURNSのDVD BOXを手にしている。ボタン一つであの当時の東京ドーム公演の雰囲気を味わえたことは僕の人生の中でも大きなトピックだった。

今は亡きHIDE最後の「Silent Jealousy」の素晴らしさはまだ脳裏から離れずにいる。

此処まで完成度が高く時間をかけて心を込めて作り込んでいるのだから遅延したのは当然だろう。

兎に角XJAPANファンなら絶対見て損はないブツです。


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