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ΕΣΟΠΤΡΟΝ (ESOPTRON)
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ΕΣΟΠΤΡΟΝ (ESOPTRON)
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解説 - ΕΣΟΠΤΡΟΝ (ESOPTRON)
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-01-21 21:11:00)

95年発表の2nd。
何気に日本盤もリリースされてます。

最新作「Communion」の大仰なシンフォデス路線が余りにも素晴らしくて、ここの年間ベストアルバムにも選んでしまった程だったので、この作品も遡って聴いてみたんですが…この頃は全然違う作風ですね。スロー~ミドルを中心とした、幽玄なムード漂うゴシック/ドゥーム/デスという感じの路線。ノーマル声もあるものの、ほぼ全編デスヴォイスです。

大仰なシンフォ要素こそないものの、最新作でも聴けた、焼け付くような神秘性を感じさせるギターの音色による、底知れない謎めいた雰囲気のメロディが全編通して聴かれ、強靭なエクストリームメタルとして素晴らしかった最新作とは対称的に、繊細なアトモスフェリックとしての名盤と言える出来。ライナーでは彼らの音楽性を表すのに「ドリーミー・デスメタル」という聴きなれない言葉が使われてますが、正にその通りの作風。

ライナーの枕にはプログレが引き合いに出されてますが、こういう繊細で緻密な音作りで幽玄な世界観を構築していく作風は、エクストリームメタルファンよりもプログレ好きに受けるかもしれません。…それにしても、過去も今もこんなに素晴らしい音楽を演っているし日本盤も出ているというのに、このサイトでは現時点で発言しているのが今の所私だけとは…ほんと、もっと知られるべきですよ…未聴の人はさっさと聴いちゃって下さい(笑)。

この作品のレビューで書くのもなんですが、入手しやすいし取っ付きやすい最新作がお勧め。



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