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THOSE WHO ARE ABOUT TO DIE SALUTE YOU (1969年)
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THOSE WHO ARE ABOUT TO DIE SALUTE YOU
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解説 - THOSE WHO ARE ABOUT TO DIE SALUTE YOU
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1. 杉本 剛 ★★ (2009-02-05 00:20:00)

1969年10月にリリースされたファースト・アルバム。プログレッシヴ・ロックに分類されることが一般的だが、ジャズ・ロックという位置付けが最も妥当な表現だ。或いはジャズ・ロック自体がプログレの一つの形と捉えてもよいだろう。しかしシカゴのようなアメリカのジャズ・ロックとは全く異なっており、あまり同じタイプの音を出すバンドは見当らない。リーダーのジョン・ハイズマンは、ジャズをベースとしながらもツー・バスのパイオニア的存在でもある名ドラマーで、ディック・へクストール・スミスもブリティッシュ・ジャズ・ロックの名サックス奏者だ。バンドの音楽性はジャズをベースに、ブルースやクラシック等、多様な音楽性をブレンドさせた新しいロックを目指したものだった。そういった面では今聴いてみると時代を感じさせるサウンドではあるが、ロック自体が発展途上にあった当時としては斬新的で新しい音楽に挑戦しようとするミュージシャンの意気込みが感じ取れる。リード・ギターのジム・ローチェが録音途中で脱退してしまい、本来はヴォーカル兼サイド・ギター担当だったジェームズ・リザーランドがそのままリード・ギタリストとなったため、ギター・プレイの力量不足は否めないが、ハイズマンやスミス同様元ジョンメイオール&ブルース・ブレイカーズのベーシスト、トニー・リーヴスや元サンダーバーズのキーボーディストのデイヴ・グリーンスレイド等テクニシャンが揃っているため、バンドとしてのレベルは非常に高い。彼らがブリティッシュ・ロックの歴史を語る上で最重要バンドの一つであることは言うまでもなく、その魅力的な音作りには改めて敬意を表さずにはいられない。


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