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FRAME (2009年)
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解説 - FRAME
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. ピュアメタラー ★★ (2009-02-14 18:28:00)

7th。
今作から新加入のマーク・バジルがVoを務めています。非常に上手いし、声質が元VISION DIVINEのミケーレ・ルッピ、EDEN'S CURSEのマイケル・エデン似で、よく伸びるまろやかなハイトーンが特徴です。
5th「MISPLACED」あたりからのパワーメタル路線を引き継ぎ、全曲が4~5分でまとめられています。相変わらずアルバムジャケットのセンスも良く、サウンドもド迫力だし、プログレ要素を含んだテクニカルなプレイスタイルは技巧派としてのブランドとなっています。
相次ぐメンバー脱退を乗り越えてこのクオリティの維持は凄いものがあると思います。
難点といえば、メロディに即効性がなく、聴き込みが必要なのが今後の課題かな。
⑧で前任Gディエゴ・レアリがギターソロで参加、Keyと熱いバトルを展開してます。




2. 火薬バカ一代 ★★ (2009-04-29 21:49:00)

リリースする作品のクオリティの高さに反して、頻繁に繰り返されるメンバー・チェンジのせいでバンドの実体が
ハッキリしない事が足を引っ張り、日本では今ひとつマイナーな地位に甘んじているDGMが'09年に発表した7thアルバム。
今回は遂にティッタ・タニ(Vo)が脱退。オリジナル・メンバーではないものの、3rd『DREAMLAND』加入以降、
その見事な歌唱をもってバンドの「格」向上に大きく貢献してきた存在だっただけにショックも一入だったのだが、
このバンドの凄いところは、こうしたドラスティックなメンバー・チェンジが作品の質に何ら影を落さない点だ。
ネオクラシカルなテイストや、クサメロの類がほぼ姿を消し、ファンキーに跳ねるリズムやトランス調のKey等、
モダンなアレンジの数々が積極的に取り入れられている本作だが、ヘヴィ・メタリックな疾走感、流麗なKeyとGの
火花散るバトル、劇的に練り上げられた曲展開、そしてフック満載の叙情メロディといった、DGMならではの魅力は相変わらず
しっかりと保持。何より洗練の度合いを一気に高めたサウンドからは、本格派プログレHMバンドとしての貫禄すら漂ってくる。
特に「掴みはOK」な、スリリング且つドラマティックに疾走する①②、大仰なオーケストレーションとエキゾチックな
メロディを纏ったインスト曲⑤、強い求心力を備えたキャッチーな哀メロが炸裂する本編のハイライト的存在の⑥⑧
といった楽曲は、アルバムの完成度の高さを端的に物語る名曲に仕上がっているのではないかと。新Voマーク・バジルの
パワフルな歌唱も見事。(正統派のハイトーン・シンガーだったティッタに対し、こちらはブルージーな歌い回しがその持ち味か)
うーん、一度で良いからライブが見てみたいなぁ。




3. 無の英雄 ★★ (2009-10-12 15:45:00)

プログレッシブメロディックパワーメタルバンド?とでもいうべき作品です。
プログレメタルとメロパワの噛合いが非常に良く、キャッチー且つ高品質で
優雅な空気を醸し出している傑作です。
メロパワ路線・プログレ路線・パワーメタル路線と色々アルバム毎に色合い
を変えてきたバンドですが、今回の作品はある種の集大成になっていると思い
ます。
オリジナルメンバーが誰もいないのは寂しいですが、内容は本当に素晴らしく
これまでの作品と比べても遜色ないです。
プログレ路線でキャッチーな要素を兼ね備えたバンドって実はかなり少ないと
思います。1曲のドラマ性も高く(ストーリー性ではない)聞き応え十分です。
ここまで作品だしていて駄作と呼ばれる作品出していないバンドって凄いと
思います。(1STだけ聞いてませんが・・・)
3rd以降このバンド好きになったには是非ともお奨めです。



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