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CURSING YOUR WILL TO LIVE (2007年)
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CURSING YOUR WILL TO LIVE
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解説 - CURSING YOUR WILL TO LIVE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-03-07 06:27:00)

2007年発表の3rd。

…一聴して、まずヴォーカルの凄まじい狂性に圧倒されるアルバム。BURZUMやSILENCERなどに近い、裏返りかけた悲鳴ヴォーカルなんですが、前述のバンドが鬱から狂気に発展したような歌い方なのに対し、このヴォーカルはWrathという名前の通り、怒りと憎しみに満ちている感じ。咳き込んだりはしないものの、直接的な攻撃性はSILENCERよりも上。最近、SILENCER的な高音絶叫を取り入れたバンドが増えてますが、本家に匹敵するものって少ないんですよね。これは珍しく本家に比肩するくらい狂ってると思う。
XASTHURやLEVIATHANと同じスタジオで制作したそうですが、こんな声出す人にスタジオ貸したら機材ぶっ壊されそうで恐いです(笑)。

曲の方は狂的なスピードとメロウなトレモロで攻める、スウェーデン勢に近いブラックですが、ロック(ンロール)的なグルーヴ感のあるリフやリズムを一部に取り入れているのが特徴でしょうか。こういうグルーヴを取り入れるバンドって、鬱系やプリミティブ系と比べてどうも「健全なアングライズム」に陥りがちな気がしますが、このバンドは圧倒的な狂気に満ちたヴォーカルやファストパートを多用する展開のせいで、「健全さ」が跡形もなくぶっ飛んでいるのが気持ちいいです。

SILENCERやBURZUMだけでなく、NARGAROTHやGRISなどの感情の篭もったブラックメタル、CLANDESTINE BLAZE、CRAFT辺りのプリミティブブラック、最近のハードコアに目覚めたDARKTHRONEが好きな方などに幅広くお勧め。リフのフック、迫力のある音質など基本的な質も非常に高く、ブラック好きなら聴いて損はない作品。ただ、頭から終わりまで約70分弱ずっと狂気が渦巻いてるような作品なので、免疫がないと聴き終わって体調を崩すかもしれません(笑)。



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