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RED SOLITUDE
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1.
Usher-to-the-ETHER
★★
(2009-05-04 23:20:00)
国産メロデスバンドの2曲入りシングル。2008年発表。
タイプとしては、モダンな方向にいかずクサ方向にひた走ったARCH ENEMYとか、
リフワークに比重を置いたSERPENTとか形容したくなる、ツインギターによるキャッチーな
メロディを聴かせるメロデスで、クサメタラーにも強くアピールするタイプの作風と言えそう。
曲数は2曲と少ないながら、ソプラノをフィーチャーした「Red Solitude」、メロデス的
ギターワークの中にブラック風のトレモロを派手に炸裂させる「Black Twine」とどっちも
際立った個性と魅力を持つもので、アルバムが楽しみになってくる内容。音質は悪い…というより、
バスドラやヴォーカルの歯擦音がうるさめな、多少垢抜けなさが残る感じですが、まあ許容範囲。
ちなみにヴォーカルは女性で、ソプラノとデス声の両方を使うタイプ。
デスヴォイスは低音グロウルを多用していながら女性と分かる声で、多少迫力に欠けるきらいも
ありますが、ゴシックドレスを着た女ゾンビが刃物振りかざしているような恐さがありますね。
ソプラノも歌メロ入れてキャッチーにしつつ、ゴス的ムードを際立てるのに貢献してると思う。
アルバムではもっとソプラノ使ってくれると良いなぁ…。
最近、HR/HMにも女性をフロントや中心人物に据えるバンドが増えてきていますが、個人的には
凄く良い傾向だと思う。その手のバンドって、「バンドの顔」のイメージに合わせて、
メロディを女性的なものやゴス寄りの耽美なものにしやすい傾向にあると思うんですが、
そういうメロディってメタルの硬質な音やドラマティックな展開と凄くマッチするんですよね。
もちろんこのバンドにもそうした傾向が見られますが、クサメタラーとしては大歓迎です(笑)。
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