'97年発売の5thアルバム。 一番メタル色が濃いのは本作だと思われます。ザクザクしたギターリフが前面に出ているし、曲調もバイオレントだし(歌詞はいつでもバイオレントだし陰湿です/笑)。ラテン風味(ただし性格悪い)がないのはちょっと残念ですけど。 PIGはオーケストラが入っているのが好きという方、極悪ラテンソングが好きという方はあまり好かないかもしれませんが、メタル好きでインダストリアル系もいけるという方にはお勧めです。 注意したいのは、国内盤と輸入盤とで曲が違っていることです。 輸入盤収録のM2「No One Gets Out Of Her Alive」とM4「Contempt」は国内盤にはなく、代わりに「Book Of Tequira」と「Find It Fuck It Forget It」のリミックスというかリテイク版です。個人的には輸入盤の収録の方がバランスいいんじゃないかと思います。それに国内盤の対訳があまり良くないし(このサイト内でも評判悪い訳者でした)。でもライナーに載ってるレイモンドの写真がカッコ良かったりする(笑)。 尚、輸入盤のみ収録の上記2曲は、後に『No One Gets Out Of Her Alive』のEPで発表されてます。 また、収録曲10曲中、上記の「Find It…」を含めた3曲はリテイクです(輸入盤なら10曲中2曲が)。どのバージョンも元の曲よりメタル色を増した印象です。