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ABOVE (2009年)
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解説 - ABOVE
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-06-28 10:00:00)

2009年発表の9th。

最近のSAMAELの音楽性の特徴といえば、やはりダンサブルなリズムとリズミックなヴォーカルラインのもたらす高揚だと思うんですが、今作は違う方向に舵を切ってきましたね。リズムはブラスト・ツーバスを利用したエクストリームメタル然としたものになり、ヴォーカルもある程度リズミックな要素は残しつつも、ブラック的な絶叫を多用してます。総じて、普遍的なメロディック・ブラックに近付いたかという印象。

とは言っても、「Reign of Light」「Solar Soul」で見せたようなどす黒いポジティビティ、ふてぶてしい程に確信に満ちた力強さなどはやはりSAMAEL。ヴォーカル、トレモロリフ、キーボードが引っ込み気味でドラム、グルーヴィなリフが前に出た音質は正直好みではないし、やはり個人的には「ROL」「Solar Soul」の作風の方が断然好きなんですが、それらの作品同様日本盤レベルのクオリティ、ポピュラリティはあると思うし、お勧めではあります。

メロブラやメロデスが好きならこの作品から入るのもいいかと思います。逆にインダストリアル的な部分が好きなら「ROD」「Solar Soul」を先に聴くのを推奨。




2. ですら ★★★ (2010-12-05 23:39:45)

私の中ではSAMAELといえば「Passage」。それ以降はポスト・ブラック化という美名の下にどんどんヌル~いアルバムになっていって次第に興味も薄れた。
で、前作「Solar Soul」がアレすぎたので追っかけるのをやめようかと思ったけど、こいつを聴いて思い直した。
本作「Above」は2009年リリースの中でも最高峰に位置する傑作だと思う。
トレモロリフ、ブラストビート、絶叫ボーカル、という基本に超忠実な三点セットを軸に据えたスタイルに加え、前作では行き過ぎていたと思われるキャッチーさやダンサブルなリズムをうまくブレンドしている。
しかも曲のバリエーションが豊富で、スラッシーで速い曲(Virtual Warとか)から重厚にリフを聴かせる曲(Under One Flagとか)まで色々と取り揃えてあり、聴いていて飽きない。
ヌルい似非ブラックの日本盤を出すぐらいだったらこっちの日本盤出せや! と叫びたくなるぐらいの、メロディックで激しく美的感覚に満ちた痛快なアルバム。



3. ★★★ (2013-08-23 23:31:44)

このアルバムだけあまりにも方向性が違うので何かの企画盤かと思った
ちゃんと普通のスタジオアルバム扱いでいいんですよね?
「Passage」というか私の中では「Eternal」以降、どれも似通った(けれど外れはなく一定のクオリティは保っている・同じことやって売れ続けるバンドなんてSAMAELとスピッツぐらいだぜ)作品ばっかりだったので、
「Above」で喝が入った感じになりましたな
(但し次作「Lux Mundi」では元の路線に戻ってて何だかなーですが)

自分の持ってるアルバムの中では最もデスラッシュに近いので、ムシャクシャした時に大音量で聴くアルバムとして重宝しております


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