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ALL REFLECTIONS DRAINED (2009年)
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ALL REFLECTIONS DRAINED
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解説 - ALL REFLECTIONS DRAINED
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-08-17 21:36:00)

2009年発表の7th。
ボーナスディスク付き二枚組の日本盤も出てます。

私はXASTHURは「Nocturnal Poisoning」「Subliminal Genocide」とこの作品しか聴いてないんですけど、ディプレッシブでアンビエンス重視の音ながら、決してノイズやドローンに過剰に歩み寄りすぎず、キーボードやギターリフなどバンドサウンド中心で聴かせる…というスタイルは固持しつつ、着実に変化してきている感じですね。

「Nocturnal Poisoning」はスローで陰鬱なブラックを極めたような作品でしたが、「Subliminal Genocide」では霧のようなノイズに包み込まれるような音像で、アンビエント方向に舵を切った印象を受けました。では今作はというと…。

基本的には「Subliminal Genocide」同様、アンビエンス志向の強い音なんですが、ギターのディストーションだったり、アルペジオの残響だったりに「弛み」のような物が感じられ、それが低く垂れ込める黒雲を思わせ、更に絶望的な音になってるんですよね。キーボードの使用頻度の増加、更なるヴォーカルの後退、バンドサウンドに溶け込み、かつ恐怖感を増加させるようなSEの導入などもあり、アンビエンス面では「Subliminal Genocide」よりも確実に一歩前進したという印象。「弛み」のある音に関しては、アヴァンギャルド志向が強いときのBLUT AUS NORDに近しいものも感じられます。

基本スローで絶望的なブラックという縛りを入れながらも、作品ごとにちゃんと個性があるというのは凄いですよね。よくアイデアが枯渇しないもんだと思う。多作かつ縛りの多い音なのに、全作集めたがる熱狂的なファンがいるのも分かる気がする。私もお金と時間があればXASTHUR全作購入&聴き比べとかやってみたいですけど、両方とも全然足りない…(涙)



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