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解説 - CATHARSIS
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Recent 50 Comments



1. Scarlet Destiny ★★ (2009-08-21 00:56:00)

C76(09/08/15)発表。東方アレンジでは4作目となる6th。
アレンジの方向性自体はこれまでと全く変わらないダーククラシカルゴシック/ブラックメタル風。非メタルのトランス曲は今回は排されています。
今作では安直なギターアレンジにならない様メロディと音色の組み合わせを考慮してアレンジしたそうですが、原曲が元々ゴシック色の強い地霊殿からの選曲という事もあってか全体的にキーボード主体の音作りになってます。
とは言ってもMix自体は先に公開されたサンプルより低音重視になってますし、バッキングやリフも主旋律に連動してちゃんとしたフレーズを弾いており、要所ではキチンとギターの主張するパートも入るので、この手のシンフォゴス/メタルにありがちなシンセばかり目立ってギターがつまらないという事態に陥ってはいませんね。
他に曲の展開もややプログレ寄りになっておりアグレッションはやや減退した感がありますが、その分ゴシック的な耽美、退廃的な雰囲気や荘厳さの演出には一層磨きがかかっている感じですね。
また今回から今までのチェンバロ、チャーチオルガン、ストリングス、クワイア等のキーに加えてピアノの音色も積極的に取り入れてますけどその使い方がいちいち上手いのもポイント。特に7曲目の発狂ピアノなんかマジでセンス良い。
・・・何か色々書きましたけど、取り合えず現時点では間違い無く最高傑作と言えるクオリティのアルバムになっていると思います(原曲とアレンジの相性含め)。
難点を挙げるならクワイアが打ち込み(同人では仕方ない事ですが)であるのが若干残念に思える点と、相変わらず中二全開でクセの強いサウンドなのでかなり聴き手を選びそうな感がありますね。相変わらずハマる人はとことんハマる音楽性と思いますが。
取り合えず初聴きの人は先ずはオフィシャルで試聴してみる事を推奨。




2. Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-09-29 22:59:00)

前作からはアレンジがカオティックになり、様式美的な健全なかっこよさからゴシック的な
血腥さにシフトした印象を受けたんですが、今作はその路線を引き継ぎつつ、より「感覚に
訴える力」を増した作品に仕上がったのではないかと思います。
リアルに焼き尽くされる感触を覚えるような「焔葬」、終末的光景が眼前に広がる「空ろなる
ヘリオスフィア」を始め、第6感に訴えるようなピアノが聴ける「無意識パラノイア」…。
ここまで演出の上手いアーティストは、海外のメタルバンドでもごく一部といっていいでしょう。
しかもそれが、演奏のかっこよさ、メロの良さは当然のものとした上で成されているのが凄い。
黒夜葬は、ダンテの「神曲」の地獄をモチーフにしたオリジナルEPでデビューしてますが、
今作に至り、よりリアルな宗教的/霊的/魔的な光景の表現に成功したのではないでしょうか。
単に様式美やシンフォな音を取り入れただけではない、感性の面でも「ゴシック」に染まった
ゴシックメタルアレンジの傑作。ただし、アレンジが凝りまくっているせいでメロは少し
引っ込んでいるため、多少好みが分かれるかもしれません。私的には、音の情景をより
楽しむために、大音量で聴く事を推奨。宗教的情景を、相当の臨場感を持って体感できます。



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