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Recent 50 Comments



1. kanyuuu ★★ (2009-09-11 06:34:00)

「CRAIG GOLDY'S RITUA」名義で1990年に発表された、インスト作品。
大昔に購入、数回しか聴かなかったと記憶してます。
DIOの「DREAM EVIL」が最高だったので今作もその色が感じられるかな、
と期待して聴いてみたものの、かなりキャッチーさが薄くてガッカリしたような....
複雑なのはいいが、どの瞬間も印象に残らなかった気がします。
今聴くとまた印象も違ってくるのかもしれません。




2. 火薬バカ一代 ★★ (2017-07-24 23:20:15)

DIO脱退後のキャリアが今一つパッとしないクレイグ・ゴールディが、CRAIG GOLDY’S RITUAL名義で’90年にGRAND SLAM RECORDSから発表した作品。
まず、売れないSF漫画家の没イラストをリサイクルしたみたいな駄目ジャケで1ストライク(読めそうで読めない日本語にイラッ/笑)。書く内容について苦慮を感じさせるゴッドの歯切れの悪い国内盤解説で2ストライク。そしてA面にGIUFFRIA時代の僚友デヴィッド・グレン・エイズレー(Vo)と共作した音源を収録し、B面にはバンド形式(Voはマイク・ストーンが担当)でレコーディングされた楽曲が並ぶという、変則的な…ぶっちゃけ「寄せ集め音源集」とも言える構成で、3ストライク!バッター・アウト!となる1枚。
そんなわけで聴き始めの期待値は限りなくゼロに等しかったのですが、聴き終えてみるといやいやどうして。アメリカンな埃っぽさとも、欧州風味の湿っぽさとも異なる、都会的なクールネスを漂わすベタつかないHMサウンドに、「あれ、これ案外悪くないかも?」と。
トリッキーなGリフが刻まれるOPナンバー①の時点で早くも「おっ」と思わせてくれますし、デヴィッドの熱唱が光る哀愁のバラード⑤、Keyも効いたメロディアスなミッド・チューン⑧、これまた独特なGワークとメロディが耳に残る⑪といった楽曲は、モダンなセンスに裏打ちされたクレイグのGプレイが映える秀逸な仕上がりと言えましょうや。
ただ全体的に地味な感は否めないというか。クレイグ・ゴールディというギタリストがそうであったように、彼の演りたいことや、「この人と言えばコレ!」みたいな強烈なカラーがイマイチ伝わって来ない作品なんですよね…。ファンの方には申し訳ないのですが。




3. 失恋船長 ★★ (2019-06-23 20:06:37)

仕事はあんまり出来ないけど、あいつ大真面目だから注意出来ないんだよなぁと、世間ではある意味、一番タチの悪い奴と分類されるタイプと揶揄される苦労人ギタリスト、グレイグ・ゴールディ。ヴィヴィアン・キャンベルの後任としてDIOに参加するも、けして高い評価を得られず、さらにはDIO凋落の原因の一つにまで上げられた不遇を味わう男、したがって日本でも人気薄なのですが、そんな彼がソロアルバムリリース後に、バンド形式でリ・スタートさせたのがコチラになります。
参加メンバーもヨナス・ハンソンの1stでも歌っていたマイクストーンと、ミスター仮歌入れと呼ばれる、デヴィット・グレン・アイズリーが前半と後半に分かれ歌っています。何となく予想ですが、デモ音源はマイクでしたが、今作レコーディング中に、あいつじゃダメなんじゃない的な会議になり、急遽デヴィット・グレン・アイズリー呼んだんじゃないのみたいな空気が流れてしまい、別のアルバムを一つに纏めて仕上げたような印象が強く、正直、尻すぼみ感が漂うのだが、グレイグの研究熱心な姿勢は、どの楽曲にも自分のプレイをハイライトとするべく熱の入ったパフォーマンスを披露。
ハードなナンバーやインストの合間にバラードなんかも放り込み、最後までしっかりと聴かせる構成は見事。勿論、グレイグ関連ならではの地味さは消えていないが、逆にいえば堅実であり、大の大人が聴いても恥ずかしい思いをさせない洗練されたサウンドは時代を超えて支持できる魅力があります。 
今作リリースは1991年、シーンの潮流が変わりつつある時期に、グレイグは実に真っ当なスタイルで勝負を賭けていた思うと、なんだが急に応援したくなります。普通のメタル。これを楽しめるのが真の男だと試されている気分です。
ご新規さんの初心者にはとても薦められませんが、彼の真面目さは、多くのマニアにとって見直す価値のあるスタイルとサウンドが聴ける一枚かと思いますよ。



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