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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-09-23 10:00:00)

バンド名を「HAVOC UNIT」に改めてから初のフルレンス。2008年発表。

2008年発表のアヴァンギャルドメタルとしては、ENSLAVEDやVIRUSの
アルバムと並んで非常に評価が高い作品らしいですが…確かにこれ、
インダストリアルメタルとしても強烈な個性を放つ作品に仕上がってると思います。

サンプリングやキーボードで雰囲気を演出しつつ、ノイズ/ドローンに
通じる酩酊感を感じさせる、インダストリアルな歪みのリフの上で
トランシーな打ち込みビートを暴れさせる作風で、ANAAL NATHRAKH
ともRED HARVESTとも全く違うアプローチ。

打ち込みのリズムが、ただ取り入れているというだけじゃなくて、
リフのフレーズと上手く絡むことで更なる酩酊感を醸し出して
いるのが素晴らしいですね。…リズムの心地良さを楽しむ音楽と
言うと、トラッドやジャズ辺りをネタにしたものが多いですが、
これはそういう楽しみが出来るエクストリーム音楽と言えると思います。

普通のメタルはここまでリズムに徹しないし、またトランスもここまで
歪みの強く激しい、大胆な音像にする事は稀だと思う。しかしこれは
それらを両立させ、相乗効果を生んでいるのが凄い。
ただ、アトモスフェリックなキーボードこそ取り入れられているものの、
リフは打ち込みリズムとの絡みを前提にしたような、全くメロディックで
ないものなのでブラック好きの間でも好みが分かれるかもしれません。

個人的には...and Oceansの頃よりも断然極端な作風になってるし、
支持したい所。「Kyrie Eleison」のバンドサウンドというよりも、
軍用ヘリの機銃掃射をそのまま録音したんじゃないかっていう
無茶っぷりとか素晴らしいですよ(笑)。



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