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A MOUNTING CRISIS... AS THEIR FURY GOT RELEASED (2008年)
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A MOUNTING CRISIS... AS THEIR FURY GOT RELEASED
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解説 - A MOUNTING CRISIS... AS THEIR FURY GOT RELEASED
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★ (2009-10-08 22:37:00)

数年前、帯に踊る「サムライ・クランチ」なる惹句に釣られて予備知識なしに購入した和製スラッシャーの1stアルバム。
FAST KILLやCODE RED等、最近話題になる日本のスラッシュ・メタル・バンドが、どちらかと言えば
プリミティブなスタイルのスラッシュ・メタルを実践している(世界的な傾向か)のに比べ、このバンドは
男臭い濁声ながらメロディアスにも歌えるVoといい、ヘヴィネスの効いたリズム・セクションを活かした
スロー・チューン③⑩を収録していたりと、どこかTESTAMENTやLAAZ ROCKITといったバンドを彷彿とさせる
ベイエリア・スラッシュ寄りの重厚感溢れるサウンドがその持ち味。取り分け、ササクレ立ったGリフの
機関銃の如き刻みっぷりは痛快極まりなく、看板の(ベイエリア・クランチならぬ)「サムライ・クランチ」が
名前倒れに終わっていない点が頼もしい。特に、不穏なSEに続いてザックザクのGリフが猛然と疾走を開始する①や、
しっかりと構築されたメロディを紡ぎ出すリードGの良い仕事っぷりが光る②、本編屈指のアグレッションを誇る
⑨といった楽曲は、このバンドならではの魅力が織り込まれたアルバムを代表する名曲/佳曲じゃないかと。
個人的に好みの音楽性という事もあり、FAST KILLやCODE REDのデビュー作よりも愛聴している1枚だったり。




2. 失恋船長 ★★★ (2020-05-22 13:20:37)

2002年頃から現在まで活動を続けるサムライクランチと呼ばせるスラッシャーの記念すべき1st。ザクザクと刻まれるギターリフに80年代型スラッシュを聴いていたマニアなら涙がこぼれそうになるでしょうね。LAAZ ROCKIT謹製ともいうべきメロディを蔑ろにしないスピード命の音楽性、過激なスタイルだが、それらに起伏を持たせる技巧も持ち合わせており、猪突猛進型にも関わらず情感のある描写を盛り込めるのが凄くカッコいい。
先人たちからの恩恵をたっぷり受けた音楽性の強み、日本人云々で語られるレベルではない仕上がりぶりに目を細めてしまいます。
このノリとエッジの効いたスタイルはベイエリア風味だが、もっとストレートでオーセンティックなスタイルに軸足を置いており、色んな意味で類型的ではある。その痒いところに手が届く、気配りが上手いと感じるのか、ありきたりな手法と捉えるかで評価も分かれるのだろが、オリジナルのリリースは2005年だったので、そのインパクトは大きい。世界的なリバイバルブームに先駆け日本から、世界に向けて先制攻撃を仕掛けたサムライクランチ、スラッシャーなら一度を聴いて欲しいバンドです。尖っていますよ、味も濃い目ですよ。



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