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THIS IS THIRTEEN (2007年)
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THIS IS THIRTEEN
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解説 - THIS IS THIRTEEN
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. HIGASHI ★★ (2009-11-01 11:39:00)

09年発表の13枚目(海外では2007年に発表されていたらしい)。
何だか元気なシーラカンスを見つけた気分だ。まだこんな古代魚が生きててしかも元気なの?って感覚。サウンド的には昔MOTORHEAD、SAXON、RAVENがやっていた様な形態でなんとも古めかしい。取り立てていい曲もなく個人的には68点くらいの印象だ。
ただ今回の彼らの場合は音楽的な側面から注目されて浮上した訳ではなく、あくまでもドキュメンタリー映画の主人公としてな訳だからこの出来栄えはある意味で等身大なのかも知れない。
今後映画をきっかけに彼らの状況が好転し、次回作を発表する時にはもっといい内容の作品が出来上がると期待したい。それとできれば4人編成の方が彼らのサウンドには合ってると思うので、もう一人ギタリストを入れた方がベターだと僕は思います。




2. ローランDEATH ★★ (2009-12-20 18:18:00)

13枚目だからTHIS IS THIRTEEN。
実にわかりやすい。
内容は、実にオーソドックスなANVIL流儀のメタルであり、新しさはあまり感じられない。
しかし、その「変わらない」という事に数十年間こだわってきた結果が、今回のメタル・ドキュメンタリー映画化という結果(成果)に結びついたのだろう。
本作は比較的スピードが抑えてあり、ややおとなしいように思うが、オールド・ファンも、映画を観て興味を持った人も、この機に聞くべし!




3. 火薬バカ一代 ★★ (2010-05-04 17:20:00)

映画『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』を見た帰りに思わず購入してしまった
ANVIL13枚目のアルバム。(考えてみりゃ彼らの作品を購入したのは90年代以来、実に久し振りだ)
で、現在。映画のDVDはほぼ毎日のように視聴しているのだが、本作を聴き直す機会はあまりない。
↑上のお二方が仰られている通り、ANVIL作品としての完成度は「並」レベルだし、いくら『THIS IS THIRTEEN』たって
全13曲収録は詰め込みが過ぎるでしょう・・・ってのが正直な感想で、映画の反響がモチベーション的にも
制作環境的にも反映されるであろう、次作『JUGGERNAUT OF JUDGEMENT』こそ真の勝負作かな、と。(期待期待)
とは言え本作が救い難い駄作かっつーと、当然そんな事はなく、現代版“FORGED IN FIRE"といった趣きの
ヘヴィなアルバム表題曲①や、よく歌うGが印象的な疾走チューン⑥、映画の中で劇伴として使用されていた⑫⑬辺りは
なかなか聴き応えがあるし、何よりのトピックは、劇中において「幻の楽曲」として語られていた
“THUMB HANG"がボーナス・トラックとして収録されている事。先だっての来日公演でも披露されていた、
彼らのBLACK SABBATH愛が伺える、このドゥーミー且つ劇的な名曲が聴けるだけでも本作は購入する価値有り。
ANVIL13枚目のアルバムとしてよりも、映画のサウンドトラックとして楽しめる1枚かな。




4. Arsenal / Gunners ★★★ (2012-12-14 19:36:49)

バンマスであるSteve "Lips" Kudlow のお姉さんからお金の援助を受け、今回は賭けだ!!意気込んで、6週の制作期間にて完成した大作。
完成時点では発売が決まっておらず、メンバーがEMIに乗り込んで交渉したという涙ぐましいストーリーがあります。
元々疾走系ではありませんがギターの歪み具合が良いですね、ジックリ堪能させて頂きました。

 




5. 失恋船長 ★★★ (2021-05-02 13:08:34)

映画人気もあり、セールス的にも評価も一定の成績を収めた一枚。苦節云十年の苦労が報われた一枚でもある。それまでリリースしてきたアルバムよりも格段にサウンドプロダクションが良い。テクノロジーもあるのだろうが、クリス・タンガリーディスの仕事っぷりを褒めるべきであろう。とにかく迫力のあるアンヴィルサウンドが戻ってきた印象が強い。

映画を見ている人ならご存じだろうが、今作リリース当時は、どのレコード会社からも相手にされず自主制作として手売り状態となったのには、本当に驚いている。名手クリス・タンガリーディスの威光も通じない現状に、こちらも打ちのめされました。
後年、映画の影響で売れたのは本当に嬉しいのですが、この現代的な要素もアンヴィルなりに盛り込んだタフな作風が、今まで同様、ほとんど知られる事無く埋もれるのはシーンにとっても良いことではないですからね。

相変わらず不愛想です。パワフルかつエネルギッシュなサウンドもある。見た目以上にシリアスである。そういう要素がどっちに働くかで評価も大きく変わるだろうが、映画の後に聴くと随分と景色が変わるだろう。
個人的にはもっとストレートなスピードナンバーが欲しかった。13曲もあるんだからではあるが、④みたいなロックンロールナンバーがあれば、顔も綻びホッとさせられます。だから⑤もすんなり入ってくると言うものですよ。
近年になかった剛毅な中にあるメジャー感。10年以上過ぎた今の耳で聴けば、アンヴィルなりに時代を意識していたことも伺える。きっとクリスのアイデアなのだろう。そういう意味でも、誇り高きアンヴィルメタルの系譜に連なる一枚として燦然と輝くでしょうね。
でも9曲くらいに絞ってくれた方が聴き易かったのも間違いない。



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