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CRESCENT LAMENT
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-11-10 23:41:00)

2008年発表の3曲入りデモ。
某所のブラック関係の棚にて発見、ゴス趣味と少女趣味、そして上品さを感じさせるジャケ(ぶっちゃけるとプラス値段の安さ)が気に入って、素性も分からずレジへ持っていってしまったんですが…後から調べたら台湾のシンフォニックブラック/ゴシックメタルバンドという事が発覚。

…ただ、実際に聴いてみるとブラックメタル要素は割と希薄で、シンフォブラ的キーとデスヴォイスが入ったフィメールゴシック、という感じの音を出してますね。オーロラのようにバンドサウンドを包み込むキーボード、線の細めな、儚げなヴォーカルの歌い上げる美しいメロディなどが織り成す世界観には、ジャケから期待されるような繊細さが、確実に息づいているように思います。

ただし、オーロラ系キーボードが前に出て、バンドサウンドが引っ込み気味のプロダクションは、パートによっては高音域に音が集中しすぎて多少聴きづらさを感じる部分も。全体的に、アングラなシンフォブラック並に音がチープなのも気になるかも。曲自体は、メロディセンスもアレンジセンスもメジャークラスなんですけどね…。

とはいっても、個人的には現時点でもSIRENIAやAMBERIAN DAWN辺りのメインストリームのフィメールゴシックよりも好きです。これらのバンドよりも、感性がマイナーかつ内側に向かっている感じがするのがツボ。ゴシックメタルの世界的フェスとかに呼ばれても決して出なさそうな感じ。この感性を維持したまま、音を整えてフルアルバム作って欲しいです。



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