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NIGHT IS THE NEW DAY (2009年)
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NIGHT IS THE NEW DAY
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解説 - NIGHT IS THE NEW DAY
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. J尾崎 ★★ (2009-11-12 19:51:00)

2009年8th。
発表直後にOpethのミカエルが「ここ10年間で俺が聴いた中で最も素晴らしいヘヴィなレコードだ!!」
みたいな感じで絶賛していたのでかなり期待していたのですが、これはすごい作品です...!!
前作も名作でしたがこれは完全に超えてる。最高傑作間違いなし。
路線は前作を踏襲していますがよりヘヴィかつダークにそして曲構成の美しさがかなり増しています。
過去作にはアルバム中に曲調が似ていてかつ地味な曲が少しはあったものですが、
今作は全曲に個性があって、どれもそれぞれ本当に素晴らしいという所謂捨て曲無しのアルバムになっているように思います。
相変わらず、というかヘヴィになったぶん虚無感や哀愁は増しているように思いますし、自分のような低音好きにはたまらんです。
ベースもよく動くしドラムも手足数パターン豊富で死角無し。歌詞や音質、アートワークも完璧。
またとりわけ素晴らしいのがJonasのVoで、孤独とか虚無感に支配されていながらも
どこか優しさすら感じる彼の儚い声は、もうこの音にはこの声しかないと思わせる程ぴったりハマっていますね。癒されます。
悲しすぎるアルペジオやベースラインの上で歌ってくれるとマジで泣けてきます…なんでこんなに悲しいのか...
しかしそれにしてもKATATONIAの日本での知名度と評価は...
もう8枚目になるベテランだというのに来日どころか国内盤すら無いとは。ありえない
自分も割と最近ハマったクチなのでアレですが、最早Opeth云々とかいうレベルは遥かに超えてると思いますし
他の欧州産のバンドにはないこの湿ったダークさはきっと日本人の琴線に触れると思うのですが。
自分は2009年のベストアルバムにこの作品を挙げたいと思います。これからの季節にぴったりの、重く儚くそして美しい音です。
世捨て人や虚無的な絶望にとらわれた人、色んなものを諦めて疲れ果てた人々に捧げる極上のヘヴィ・アンビエンスミュージック。




2. 置時計 ★★ (2009-12-01 11:35:00)

いやー素晴らしいですね!!
前作も相当な名盤だと思いますが、ここに来て「傑作」を生んでしまったようですね・・・。
①が始まった瞬間に「あれ、MESHUGGAH路線に変更か!!?」とビビったものですが笑、
アルバム全体としてはJ尾崎さんがおっしゃる通り、楽曲のバリエーションが広くなりかつヘヴィさを増した感じですね。
確かにOpethのクリーンVoパートとの共通点は感じさせなくもないですが、こちらの方が徹底してますよ。神盤です。



3. 5150 ★★ (2009-12-11 00:06:00)

KATATONIA、始めて聴いた。
最初は、OPETHのクリーンパートにゴシック風味を加えたような、霧がかったモヤモヤ感を感じた。
それを2回、3回と聴きこむうちに、あまりに美しく悲しいダークロックにカタルシス(死語?)を感じ深みに嵌まり、身も心も闇に葬りさられるのである(苦笑)
一聴してわかるキャッチーさがないので、日本じゃなかなか評価されにくいが、ゴシック好きは絶対に聴いておくべき。 名盤。




4. ハルディン ★★★ (2013-11-07 23:07:51)

美しくも破滅的な世界へと誘うようなジャケがたまらない8th。近年の作品と同様にもはやデスメタルの面影などないが、その代償に得た一度嵌れば容易に抜け出せない仄暗く美しい陰鬱世界へ引き込んでいくゴシック/プログレ風味のあるダーク・メタルを展開し、暗黒美をとことん突き詰めた名盤。叙情的に奏でる艶やかなアルペジオのクリーンな響き、バックでうっすらと覆われるストリングスやエレクトロニクスの柔らかく暖かみのある音が闇の帳のように包んでいく感覚は、薄気味悪さとは対極の位置にあるような得も言われぬ心地よさがある。

ヨナス・レンクスの優しく包み込むような癒しヴォイスを始めヘヴィ過ぎないバランスで聴かせるバンドサウンドが絶妙で、これらも相まって単に沈鬱するだけでない甘美な雰囲気にどっぷりと耽溺してしまう。キャラ立ちも統一感も優れた楽曲群の充実もすばらしい。デジブック盤にはボーナストラックが収録されており、これも本編に勝るとも劣らない佳曲だ。




5. IWSK ★★ (2016-02-03 23:53:25)

彼らの最高傑作とかねてから言われていたが本当にその通りだ。ダークな曲調に穏やかなVoが合わさる姿は、鬱、暗黒系ゴシックの完成形である。とは言え完全にそちら側とは言い切れず、どこか清涼感漂う部分がある。また今まで足りなかったモダンなへヴィさが見られるようになり、少し起伏のあるものになった。スロー、ミドルの主体、メロディのとっつきにくさは相変わらずなので、そこをどう捉えるかが評価の分かれ目だ。


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