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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-11-14 23:00:00)

2002年発表の4曲入りデビューミニ。

MAYHEMのメンバーが二人在籍していることからも分かる通り、当時のMAYHEM(GRAND DECLARATION OF WAR)の路線である、ミリタリーな雰囲気のある、テクニカルなインダストリアルブラックを演ってますね。アンビエント的な要素も含む、やや前衛的な展開はTHORNSの1stからの影響も強そう。

Maniacがコンセプト制作の為に大学に通ったり、収録曲を元に学術論文を書いたドイツ人の学生も現れたという逸話の残るGdoWと比べると、コンセプトも音もちょっと淡白かも。雰囲気を重視したためか、爆走はほぼなく軍隊の行進的なミディアムが殆どだし、Maniacの特徴のあるデス声もないし(BlasphemerのVoスタイルは、語りと無感情気味なデス声)。

ただ、実力のあるメンバーが揃っているだけあって、演奏の方はガチで素晴らしい。特にBlasphemerのギターは最高で、2曲目や3曲目のリフなんかは、KEEP OF KALESSIN辺りのテクニカルなブラックを愛聴する人なら悶絶間違いなし。

とはいっても、やっぱり4曲は短いなぁ…。
Encyclopaedia Metallum見たら、活動中って書いてあったんですけど、フルとか出してくれないんでしょうか。MAYHEMのGDoWを聴いて、もっとこういう路線を聴きたいと思った方なら必聴の作品です。



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