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THE ONES I CONDEMN (2009年)
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THE ONES I CONDEMN
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解説 - THE ONES I CONDEMN
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★ (2009-11-24 22:29:00)

スラッシュ・メタル再評価機運の高まりに乗じて、ANVIL CHORUSとかAT WARとかBULLDOZERとか、思わぬバンドの
リユニオンが相次ぐ昨今、とうとうカナダのSACRIFICEまで再結成を果たして復活アルバム(5th)をリリース。
しかもこれが、全盛期を彷彿とさせる勢いが全編に渡って横溢した内容に仕上がっているんだから嬉しいじゃありませんか。
活動後期には、スラッシーな疾走感はそのままに、ある程度正統派HM寄りのドラマ性やキャッチーな要素も
打ち出していた彼らだが、この復活作では、ダーティなシャウト型Voに、ドリルの如く高速回転するGリフと、
忙しなく疾走するリズムが組み合わさった②を手始めに、「カナダのSLAYER」と評された1st~2ndの頃を思い出させる
バイオレントなスラッシュ・メタル・サウンドを志向。何せ初期作からのリメイク曲⑬⑭と並べて聴いても
全く違和感がないのだから、メンバーが本作で目指した方向性は明らか(多分)。
勿論、嘗てのようなヤケクソ気味なテンションの高さは望むべくもないし、正直なところ、強力なキメ曲にも
欠く印象なのだが、とは言え緩急の効いた④、“HIROSHIMA"の名を持つ高速スラッシュ・ナンバー⑦、
同郷のカルト・スラッシャーSLAUGHTERのメンバーも参加している⑧、そこはかとない構築美を備えた劇的な⑩等
収録楽曲の平均レベルは十分に高く、SACRIFICEファンならコレ聴いて失望する事はまずない筈。




2. 失恋船長 ★★★ (2018-12-04 12:06:50)

雑誌の評価も低くB級はおろかC級、D級扱いを受けていたカナディアンスラッシャーの再始動一発目のフルアルバム。かつての面影は何処へいったのか、言いたくなるほどソリッドでタイトに生まれ変わっている。SLAYERタイプのスラッシュメタルと知られていたが、激烈に刻まれるリフワーク、重厚なる爆音がウネリ上げるリズムプレイと、明らかにバンドサウンドが向上、マシーンの如き冷徹なるスピード感もひたすらクール、どちからと言えば剛直なるスラッシュメタルだが安易な過去の焼き回しで無いのは好感が持てる。

徹底的にやりきる事で生じる、スラッシュ特有の強面感もグッと顔を出し、その場から逃げだしたくなるような焦燥感にかられるのもポイント。オールドスクールと揶揄されるサウンドかも知れないが、徹頭徹尾やりきる姿には爽快感すら漂いますね。
バンドとしては、過去の集大成的な位置にある復帰作。現時点での代表作と呼べる一品でしょう。



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