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DEATH AND THE BLACK WORK (2008年)
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DEATH AND THE BLACK WORK
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解説 - DEATH AND THE BLACK WORK
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-11-26 22:02:00)

2008年発表の1st。

アメリカのバンドって、XASTHURやLEVIATHANなど、ブラック特有のノイジーな音と鬱系のメロディを利用して情景を描くスタイルが多い印象ですが、このNIGHTBRINGERもその流れを汲んでますね。ただし厚みのあるノイズ質で暗さを演出しつつ、ミニマルに疾走していく作風は、DARKSPACEやPAYSAGE D'HIVER辺りのヨーロッパ産アンビエント/アトモスフェリックブラックの方がより近いかな、という感じも。

DARKSPACEやPAYSAGE~と大きく異なるのは、厚みのあるノイズリフに合わせて、初期DISSECTION的な寒々しいトレモロリフを奔らせている点。同じくトレモロとミニマリズムに拘ったKRALLICEはポストブラック的メロウさを志向してましたが、こっちはブラック本来の邪悪さや寒々しさに的を絞った使い方。時折KRALLICEに通じる高音トレモロが出てくるのも、メロディが強調されるだけでなく、非日常感を更に強めていて良いですね。

意識に、邪悪でアンチソーシャルな思想を吹き込むような威厳のある低音デスと、本能剥き出しの生々しい高音絶叫を使うヴォーカルの声も、その狂性を失うことなく音に融け込んでいると思うし、邪悪さや禍々しさの表現のレベルは、1stにして非常に高いです。こういうアンビエント/ミニマル要素の強いブラックで、ブラック本来の邪悪さに立ち返った作風は意外と珍しいのでは。アメリカ産ブラックに注目している方や、DARKSPACEを初めとするアンビエント要素のあるブラックが好きな方は間違いなく必聴でしょう。



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