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ROYAUME DE GLACE (2008年)
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ROYAUME DE GLACE
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解説 - ROYAUME DE GLACE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-12-29 02:59:00)

2008年発表の2nd。

鬱系・ノイズ系ブラックの名産地として有名なカナダ・ケベック州の独りブラックという事ですが、このバンドもBURZUMを髣髴とさせる鬱ブラックを演ってますね。決して派手に鬱メロや狂気をブチ撒けるタイプではないものの、本家よりも湿り気を帯びたキーボード、ノイズの蠢きがそのままリフになったかのようなギターリフ、幽玄で深みのあるメロを奏でるアルペジオなどによって、丁寧に情景を描写してます。

…個人的に、この作品のキモとなっているのは、Annatar氏のヴォーカルだと思います。基本BURZUMスタイルの、これまた本家に全く見劣りしない悲痛な絶叫ですが、それに加えて中音域で憎悪や絶望を感じさせる憎々しげな声を出したり、悲痛絶叫に地声を混ぜてより悲痛に聞こえさせたりなど、確かな表現力があると思う。ヴォーカルの歌い方によって、曲自体から見えてくる情景も結構変わってくる感じですね。

ただ、ドラムの音が少し大きすぎる音質は、少し惜しいですね…私はもう少し小さめのほうが、この微妙な情景を描く音には合っていると思う。とはいえ、良質な鬱ブラックだし、特に最近コラボも果たした同郷のバンドのGRIS辺りが好きなら、買って損はないかと思います。



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