暴虐性もそこそこある、シンフォニック・ブラックがベースながら、男女ノーマルヴォイスによるヴァイキング的な朗唱、イタリアン・マフィアのボスがワイン片手に夜景を楽しんでいるような、アダルトなサックスやピアノなどを取り入れた、プログレッシブな作風で、「Red for Fire/Black for Death」期のSOLEFALDにかなり近い路線。実質的なラスト曲の14曲目の冒頭なんて、悟りを開いたかのようにプログレ化してます(笑)。
ただ、曲間に「モノローグ」としてインストをバックに語りが入るんですが、これが微妙…いや、語るだけならまだしも、半泣きで訴えたりするのは生理的にきつい(苦笑)。SOLEFALDも「Red for Fire」で泣き歌いはやってましたが、そこまで真似しなくていいです(笑)。9曲目とか、何気にインスト部分に雰囲気があるし、シームレスに繋がるものが多いので飛ばしにくいんですよね。