THE KILLING SUN (2009年)
2. Red Skies (0)
5. After Time (0)
7. Blue Flames (0)
8. Tales (0)
9. The Blade (2)
10. European (2)
11. Such Is Life (0)
12. Once Again (2)



ユーザー登録/再認証

THE KILLING SUN
モバイル向きページ 
解説 - THE KILLING SUN

コメント・評価

Recent 50 Comments



1. cri0841 ★★ (2010-01-23 20:19:00)

ベイエリアスラッシュに詳しい人なら誰でも知ってる存在だろう。
heathenのダグ・ピアシーがいたバンドで、ベイエリアスラッシュの
始祖みたいな言われ方もしてるが、デモ数本を残しただけで消滅した
バンドだった。heathenの復活と時を同じくして29年ぶりに復活、何と
1stアルバムを2009年にリリースしていた(笑)。メンバーはオリジナル
メンバーのアーロン・ジンペル(極初期のmetal churchにも在籍)と
セーン・ラスムッセン(heathenやvicious rumorsにも在籍)が中心。
アルバム12曲のうち2曲が新曲、10曲が当時の曲らしい。2曲目の
red skiesは初期のmetal churchのライブでプレイしてた曲らしい。
ダグ・ピアシーもゲスト扱いではあるが数曲でプレイしている。
音だけ聴くとスラッシュとは程遠いメロディック・ハードロックで、キーボード
を駆使しコーラスも分厚く産業ロックの香りもするのだが、ギターの音はそれなり
にエッジは感じる。1曲目はいかにもmetal church的なパワーメタルだが。
セーン・ラスムッセンのギタープレイは、哀愁たっぷりの官能的なもので、
いかにも日本人好み。僕みたいな後追いで、昔のスラッシュを追っかけてる
ヤツからすると、何とも懐かしい音。考えてみればスラッシュメタルの勃発前は
こういうのがメタルだよね。アメリカ的ではなく、いかにもヨーロッパ的な音。
スラッシュメタルを求める人はパスした方が無難だろうが、内容は良いと思う。




2. 火薬バカ一代 ★★ (2010-02-11 01:24:00)

元HEATHENのダグ・ピアシー(G)が在籍し、EXODUSやMETALLICAといった数多くのスラッシュ・メタル・バンドに
影響を与えた事で知られるベイエリアのレジェンド、ANVIL CHORUS、デビュー20数年にして初となるフル・アルバム。
とはいえ、そうしたゴツいイメージを持って本作に挑むと、⑤⑧のような「ポップ」と表現して差し支えない
楽曲をも収録したオーセンティックな作風に(cri0841さんの仰る通り)肩透かしを食らう事は必至。
どこか浮遊感のあるメロディを歌うヘタウマVo、劇的にハモるG、分厚くスペーシーなボーカル・ハーモニー、
単なるバック・グラウンドの埋め草に留まらぬ活躍っぷりを魅せるKey、そして作り込まれた曲展開から成る楽曲は、
メンバーがNWOBHMとプログレッシブ・ロックからの影響を公言する通り、丁度、両者を足して2で割った様な感じで、
無理に音を詰め込むことなく、空間を上手く活かしたアレンジからは70年代HR的な味わいも感じられたりも。
パワフルに疾走する①、大仰な導入部を持つ②、初期VICIOUS RUMORSチックな⑨と、パワー・メタリックな楽曲も
あるにはあるが、個人的にはそうした力押しの楽曲よりも、泣きながらハモリまくるツイン・リードGが
PRAYING MANTISを彷彿とさせる③や、プログレ・ハード的な雰囲気漂う⑩⑫のような、ウェットなメロディと
ポップさ、劇的さがバランス良く同居した楽曲の方が、このバンドならではの個性が強く感じられてお気に入り。
ちなみに本作収録曲は、その殆どが初期デモテープに収められた楽曲ばかりなわけだが、だったら'82年に発表され、
現在では入手困難なデビュー・シングル“BLONDES IN BLACK"もリメイクして欲しかったなぁ、と。



発言

評価:★★★ 素晴らしい!! ★★ 良い! まあまあ コメントのみ