路線としては、ダンサブルなインダストリアル・ビートに、リズミックさを更に強調するような刻みリフを絡め、そこにブラックメタルバンドらしい不穏なキーボードや、凶悪にアジるヴォーカル等を乗せたインダストリアルブラックで、「Reign of Light」「Solar Soul」期のSAMAELに近い音。キーボードのフレーズに不穏さだけでなく、クラシカルな美意識も感じられるのは、やはり元アノレクのメンバーの感性に因るものが大きいのでしょうか。 SAMAELがクールさとポジティブな暗黒エナジーを強く感じる作風なのに対し、こっちはもっと厭人的かつ好戦的で、より凶悪な雰囲気を纏っていると思う。歌詞もストレートに凶悪だし。