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TIME OF SABBATH
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1. Usher-to-the-ETHER (2010-03-17 18:39:00)

95年発表の6曲入りデモ。
2008年にDrakkar ProductionsよりCD化されました。
音の方は…「これぞフレンチ・カルト」としか言い様のない音です(笑)。

ノイジー過ぎて何だかよく分からないリフに、ヤケクソすぎる絶叫を乗せてオールドスクールに突き進む、プリミティブブラックの芯の部分を煮詰めすぎてマニア以外には理解不能になったような作風で、これ以上音質が壊れるとノイズ音楽になるというギリギリの所を行ってると思う。

逆に言えば、ILDJARNやWOLDのようにノイズ音楽として評価される事も望んでないようなストイックさ。当然、デスメタル的なまともなブルータリティも、テクニックに裏打ちされた豪速ブラストも、他のプリブラのようなメロウさもガン無視で(笑)、ひたすらサタニックでカルトな空気感を出すことに専念した作風。時折メロディらしきものもあるといえばありますが…テープの絡まり音のようなノイズが、偶然メロディに聴こえるレベルというか、そういう世界です(笑)。一応トレモロ弾いたり、ベースとユニゾンするパートでは微かに聞こえる程度。

個人的には、ここまでぶっ壊れられると正直厳しいんですが…MUTIILATIONや初期DARKTHRONEが大丈夫でもこれはキツいと思う。EMPERORの最高傑作は「Wrath of the Tyrant」と迷い無く断ぜる方や、MUTIILATIONはまとも過ぎて温いと感じるマニアックな方以外にはお勧めは出来ません(笑)。
16分しかないのにここまで聴き手に消耗を強いる音源も珍しいです。



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