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DEFIANCE (2009年)
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DEFIANCE
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解説 - DEFIANCE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-04-13 22:56:00)

2009年発表の4th。

ブラックンド・スラッシュって、主にスラッシュのダーティな熱気をブラックのアングラさで強調するタイプ(AURA NOIRやCADAVER等)と、ブラック本来のどす黒さ・禍々しさをスラッシュ要素で更に強調するタイプ(IMPIETY等)に分かれると思うんですが、このバンドは後者だと思います。裏ジャケが「剣と盾」ではなく、「剣と棘付き棍棒」なんですが(笑)、正にそこに示唆されている通りの、撲殺されるようなブルータルな作品。

このバンド、スラッシュがベースながら、何気にブラックの中でも様々な手法を取り入れているんですよね…ヴァイキング的な哀メロや朗唱、ファストブラック的なブラストと荘厳リフなど、諸要素を取り入れるだけでなく、そのどのパートにおいても妥協無き邪悪さの追求が行われている感じ。そればかりでなく、ブラックとスラッシュをグロテスクに掛け合わせた、独特なリフなんかも聴けたりします。ヴォーカルも、ブラックの非人間的な凶悪さと、スラッシュのパーカッシブさを併せ持つスタイルで、この音楽性に合っていると思う。

知名度こそ北欧勢と比べるといまいちかもしれませんが、エクストリームメタルが好きならば買って損は無いであろう作品。ただ、ジャケ裏の曲リストには10曲載ってますが…実際には9曲しかありません。ラストの「The Truth」は、隠しトラックか、誤植なんでしょうか。歌詞カードにも載ってないみたいですが…。



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