この曲を聴け!
ALL THE DREAD MAGNIFICENCE OF PERVERSITY (2009年)
MyPage

ALL THE DREAD MAGNIFICENCE OF PERVERSITY
モバイル向きページ 
解説 - ALL THE DREAD MAGNIFICENCE OF PERVERSITY
→解説を作成・修正
コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-04-27 18:18:00)

2009年発表の4th。

このバンドはオランダ出身の独りノイズ/ブラックで、この手の中でも評価の高いアーティストと言う事ですが…この作品を聴く限り、ブラック的な要素は濃密な邪悪さ漂う雰囲気や、絶叫ヴォーカルくらいで、手法の方はほとんどノイズ/アヴァンギャルドですね。

それだけで辺りの雰囲気を真っ黒く染め上げるような、空気を振るわせるドローンがほぼ常時鳴り響く中で、メロディを追うのではなく、ひたすら恐怖感を演出する管楽器、病気じみたサンプリング、聴き手の焦燥感や恐怖感を煽るドラム、耳を聾するノイズ、ただただ苦痛を訴えるようなヴォーカル…など、健全な肉体に健全な魂を宿す、良識ある人間に取っては「毒」にしかならない音素を、いくつも重ねていく作風。

もちろん、病んだ音楽を所望する諸兄には、これらの要素は当然プラスに働くでしょう(笑)。空気の響きすら演出できるドローンや、意外にも繊細さのあるノイズの使い方など、音使いは素人耳にも明らかに巧みで、決して「カルトさに胡座をかいて雑音を垂れ流す」と切り捨てられないレベルの高さがあるのが、逆に性質悪いです(笑)。



発言

評価:★★★ 素晴らしい!! ★★ 良い! まあまあ コメントのみ
→発言を修正・非表示 | 移動
→問題発言を非表示